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なぜ「ライダー、変身!」の後にジャンプするのか? 昭和の「おまけカード」が明かした風力エネルギーの謎

「仮面ライダー2号」の登場以来、変身ポーズが定番となった1971年から1973年放送の『仮面ライダー』は、ポーズをすれば変身できる理由について番組内で説明がありませんでした。しかし、番組同様に爆発的ヒットになった「仮面ライダースナック」おまけのライダーカードには、「変身の秘密」が詳細に書かれていたのです。

なぜ腰に突然「変身ベルト」が現れるのか?

「ライダー、変身!」がクライマックスだった、「仮面ライダー Blu-ray BOX 4 <完>」(東映)
「ライダー、変身!」がクライマックスだった、「仮面ライダー Blu-ray BOX 4 <完>」(東映)

 昭和の子供たちを熱狂させ、社会現象にもなったカルビーの「仮面ライダースナック」に付属する「仮面ライダーカード」は、当時の少年たちにとって宝物でした。カード裏面には、TV本編では語られなかった「変身の秘密」も数多く記されていました。

『仮面ライダー』の番組内では、「なぜ変身ポーズをとると変身できるのか」という説明はなく、このカードからライダー変身の秘密を知るファンも多かったのです。今回は、そのなかでも印象的な「3つの謎」を振り返ります。

 変身前の「仮面ライダー1号」こと「本郷猛」は普通の服装ですが、変身の直前になると、なぜか腰にベルト「タイフーン」が装着されていました。その疑問を解消してくれるのはカードNo.261「変身ベルトのひみつ」で、裏面には「変身ベルトは、改造人間、本郷のからだのなかにくみこまれてれいるのだ」と説明されています。

 変身ポーズをとった瞬間に体のなかからベルトがせり出すようです。単なるヒーローアイテムではなく、「改造人間」としての悲哀を感じさせる設定でした。

なぜ「変身ポーズ」が必要なのか?

 本郷は当初「サイクロン号」の走行中に風圧を受けなければ変身できませんでした。しかし2号ライダー「一文字隼人」からは、その場で変身ポーズを取る方式に変化します。2号ライダーから再び主役をバトンタッチした新1号ライダー編からは、本郷も「ライダー、変身!」と言ってポーズを取ってから変身するようになります。

 カードNo.486「変身スイッチ」によれば、変身ポーズは「体にある変身スイッチを入れるため」の動作でした。第1スイッチは右肩に、第2スイッチは左肩についていました。独特な腕を回す動きはふたつのスイッチを入れるために必要な、変身の重要なプロセスだったのです。ちなみに、カードNo.292「ライダーのひみつ」には「それぞれ(1号と2号)、からだのこうぞうがちがうので、自分のポーズでなければぜったいへんしんできない」と書かれています。

なぜ変身時にジャンプするのか?

 2号ライダー、新1号ライダーは変身ポーズを取った後、「トォーッ!」と叫んでジャンプします。カードNo.499「へんしんのひみつ」では、その理由を「ジャンプすることでエネルギー源である風を蓄えるため」と解説しています。また、ジャンプなしでも変身できますが、ジャンプすることでいっそう戦うエネルギーが蓄えられます。「ポーズで起動し、ジャンプで充填する」という流れだったのです。

 このようにTVだけでは分からない設定の数々を伝えてくれたライダーカードは子供たちにとって、雑誌とともに貴重な情報源だったのです。

(LUIS FIELD)

【画像】「え、左右どっちだっけ?」 これが「新1号ライダー」の正しい変身ポーズです(5枚)

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LUIS FIELD

マンガやアニメをこよなく愛するライターが多く在籍する編集プロダクションです。幅広い年代が所属し、レトロ系から新作までおさえた「語りたくなる」記事を心がけています。

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