90年代の夕方に放送されていた「攻めすぎ」アニメ 「問題のシーン」でちょうど親が帰宅…?
平成の時代には、平日の夕方からさまざまなアニメが放送され、多くの子供が画面の前に釘付けになっていたものです。しかし、思い返せば子供が観るには早すぎる「攻めた」作品も多く放送されていました。
「抑えた表現」で放送も、最終回で「本性」をあらわした?

かつて1990年代の平日18時台に『新世紀エヴァンゲリオン』や『少女革命ウテナ』などが放送されていましたが、一部の作品には現代であれば深夜放送になるであろう描写が多く含まれていました。この時代にはほかにも、最終話で原作の過激な衣装が登場したり、男同士の関係を匂わせたりなど、子供向けとは思えなかった場面が放送されています。
1995年から1996年にかけて火曜日18時から放送されていた『爆れつハンター』(原作:あかほりさとる/作画:臣士れい)は、生来魔法が使える「法族(ソーサラー)」によって苦しめられる人を救う「法族狩り(ソーサラーハンター)」たちの活躍を描いた作品です。
ファンタジーやアクションに加えお色気要素も含んでおり、原作ではメインキャラクターの「ティラ・ミス」と「ショコラ・ミス」が、露出度の高い戦闘コスチュームを着ています。ティラは黒いボンテージ衣装で、ショコラはズボンを履いているものの上半身はサスペンダーで乳首が隠れているだけの衣装です。あまりに過激なためか、アニメ化の際は露出度を抑えたコスチュームに変更されていました。
しかし、アニメ版の最終話ではふたりが原作通りの衣装で登場し、ファンの間で喜びの声があがった一方で、両親や友人などがいる前で一緒に観てしまい気まずい思いをした人もいたようです。なお、1996年から97年にかけて発売されたOVA『元祖 爆れつハンター』では、抑えられていた露出度がアップした衣装になっています。
原作どおりの「攻めた場面」、ちょうど母親が帰宅して…?
また、オープニングにL’Arc~en~Cielの「Blurry Eyes」、エンディングにシャ乱Qの「シングルベッド」と、主題歌が有名な『D・N・A2 ~何処かで失くしたあいつのアイツ~』(作:桂正和)も、1994年に金曜日17時30分から放送されていました。本作は、人口過密に悩む未来から来た少女「葵かりん」が、人口増加に拍車をかけるDNAの持ち主「メガプレイボーイ」である冴えない男子高校生「桃生純太」のDNAを書き換えようとするも、ミスにより逆に覚醒させてしまう物語です。
本作はお色気描写に定評のある桂先生の作品とあって、夕方放送にしては攻めた描写が多数ありました。例えば、同級生の「佐伯倫子」がチンピラに絡まれて人前で服を脱がされたり、純太の幼なじみの親友「高梨ことみ」が服を脱いで純太の手を自身の胸に押し付けたりします。
当時視聴していた人からは、「夕方放送なのに押し倒しているし、パンツが丸見えだし、幼少期に観た時の衝撃が忘れられない」「母親が帰宅したタイミングでエッチなシーンが流れて気まずかった」と、過激な内容を今も忘れられない人も多いようです。
描写もすごいがキャスト&スタッフも…?
いろんな意味で攻めていたのが、1999年の水曜日18時から放送されていたぴえろ制作のアニメ『天使になるもんっ!』です。本作は、ひょんなことから男子高校生「鴨下祐介」と同居し始めた少女「ノエル」が、祐介が「天使」と称するクラスメイトにフラれる姿を見て、彼の天使になろうと奮闘する姿を描いています。
序盤から、ノエルが祐介と初めて出会ったときに全裸だったり、ノエルの姉「サーラ」が抜群のプロポーションで色気が漂っていたりと、ドキッとするような健康的なお色気描写がありました。さらに中盤では、祐介たちの先輩で謎めいた少年「ミカエル」とお気楽な天使の青年「ラファエル」が一緒に暮らしはじめ、同じ布団で寝ていたり、一方が布団から裸で出てきたりと、ただならぬ関係を匂わせています。
なお、本作は川上とも子さんやゆかなさん(当時は野上ゆかな名義)などの声優陣に加え、20話や22話で細田守さんが橋本カツヨ名義で絵コンテを担当していたり、制作協力に京都アニメーションが携わっていたりなど、思い返せば豪華なキャスト陣で制作されていました。
※「D・N・A2 ~何処かで失くしたあいつのアイツ~」の「2」の正しい表記は、2の上付き文字になります。
(LUIS FIELD)
