『みんなのGOLF WORLD』はとことん「みんなの」に徹した仕上がり! 初心者も本格派も満足の国民的ゲームが復活
パットの苦手意識を、細やかな配慮で和らげる

●パットの苦手意識を薄れさせてくれる「情報の視覚化」
グリーンにボールが乗ると、パターの出番です。ゴルフゲームの初心者は、このパットが苦手という人も少なくないはず。恥ずかしながら筆者も、見極めと繊細な力加減が必要とされるパターのショットは苦手分野です。
しかし、『みんなのGOLF WORLD』は、そんな苦手意識がある人にも馴染みやすい作りになっています。まず操作そのものは、通常のショットよりも簡単で、パワーを決めるだけ。インパクトなどは問われないので、ショット開始の1回とパワー決定の1回、計2回だけで済みます。
ただし、それだけでボールがカップに入るほど単純ではありません。グリーンは起伏に富んでおり平坦ではなく、芝目の影響もあって右や左に曲がることも珍しくありません。そのため、カップに入る軌跡をいかに読むかが重要になります。

この「起伏や芝目を読む」のが苦手だったのですが、『みんなのGOLF WORLD』ではグリーンにマス目を重ね、その線上を移動する光の速さで傾斜の強さなどを表現しており、直感的で分かりやすいため助かりました。
視覚化された情報を正しく読めるかどうかはプレイヤーの腕次第にはなりますが、判断する材料が分かりやすく、パットへの苦手意識がかなり和らいだのも事実です。
前述した「ショット」やパターなどの操作は、全て「GOLFレッスン」で何度も練習することができます。特定の部分だけを集中して繰り返せるため、苦手な操作を克服するのにも最適です。
●初心者も上級者もソロ派もワイワイ派も、全て受け入れる「みんなの」ゴルフ
最も大事な「ショット」の操作は3種類から選択でき、スピンを入力する操作方法も設定で変更可能。基本操作はシンプルで分かりやすく、そこからひとつひとつの要素に慣れていけば、習得に応じて腕前も上達していきます。
ゴルフゲームにありがちな「芝目を読むとっつきにくさ」を視覚的に解消し、苦手な操作は「GOLFレッスン」で繰り返し練習可能と、初心者が腕を磨く余地と配慮もしっかりと固められています。
腕を上げれば繊細なコントロールも可能となり、『みんなのGOLF WORLD』が持つ本格派ゴルフゲームとしての側面が楽しくなってくることでしょう。

ひとりでじっくり遊びたい人は、大会を勝ち進む「チャレンジモード」や、キャラクターそれぞれの物語を描く「ワールドツアー」など、スコアアタックやCPU対戦以外にも楽しめるモードが用意されています。
また、みんなで遊びたいなら、通常のオフライン対戦やオンライン対戦だけでなく、ハプニング続出の「バラエティモード」でもワイワイと楽しめます。「バラエティモード」は運の要素も大きいため、ゴルフの腕に差があっても一緒に楽しみやすいモードです。
初心者にはシンプルな操作と丁寧な作り込みでフォローし、上級者も満足できる本格派ゴルフゲームの顔も持つ『みんなのGOLF WORLD』。プレイする人の腕前もプレイスタイルも問うことなく誰でも遊べる本作は、文字通りの意味で「みんなの」ゴルフゲームだったと実感しました。
(臥待)








