「転売」の標的だったガンプラに異変? 「安定供給」見えるも、販売現場を壊す「マナー欠如」
「ガンプラの扱いを止めたい」の声が…?
また、2026年4月1日からはガンダムシリーズの権利表記が「c(マルシー)創通・サンライズ」から「c(マルシー)サンライズ」へと変更が行われました。サンライズは現在ブランドとして使われている名前であり、実際にはバンダイナムコフィルムグループを指します。
もともと創通自体がバンダイナムコホールディングスの完全子会社であり、日本国内外の商品化窓口を担当していましたが、創通が外れたことにより、ふたつの会社の間で調整を行う手間が省けるようになりました。ガンプラも含め、ガンダム関係の案件はよりスムーズに運ぶと考えられます。
しかしそれでも、販売現場の状況はまだまだ厳しいものがあります。特に、複数の販売現場で耳にしたのが、「ガンプラの扱いをもう止めたい」という言葉です。なぜ現場はそれほどまでに疲弊しているのでしょうか。
理由は、転売屋と一部ファンによるマナーの悪さです。人気モデルの再販日には「店内を走る」、「陳列中にダンボールから勝手に持ち出そうとする」などの迷惑行為が発生しています。
店舗によっては、やむを得ず「開店時には再販品を置かない」「問い合わせには答えない」などの対応を取るところもあり、店員に大きな負担がかかっています。いくら売れるのがわかっているとはいえ、再販のたびに毎回混乱が起こるのでは、取り扱いを止めたくなるのも当然でしょう。
転売屋の動きも一時期よりは減りましたが、決して消えたわけではなく、中東情勢によりプラスチック原材料の高騰化が懸念されるなど、ガンプラを取り巻く状況は絶えず不安定です。さらなる混乱を招かないためにも、ガンプラを真に愛するファンの心に向き合った施策や対策が必要とされるでしょう。
(早川清一朗)




