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『あつ森』がもう2周年! 「放置」の結果が怖いけど、再プレイしたい理由

社会的ブームを巻き起こした『あつまれ どうぶつの森』の発売から2年が経過しました。多くのアップデートを経て、本作から「ギブアップ」するように島を去っていったプレイヤーは少なくありません。ブームが去った今だからこそ見つけられる、本作の魅力はどこにあるでしょうか?

いつから『あつ森』をやらなくなったっけ?

任天堂も「Ninten島」を更新 (C)Nintendo
任天堂も「Ninten島」を更新 (C)Nintendo

 2022年3月20日、Nintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』(以下、あつ森)が発売2周年を迎えました。

 大ブームを巻き起こした『あつ森』が2周年という節目を迎えながら、話題が大きく取り上げられなかったことに、時の流れを実感してしまいます。なかには、最後に起動した時期すら思い出せない「バツの悪さ」を感じてしまう人もいるでしょう。

 日々の変化に面白さを見つける『あつ森』は毎日の連続したプレイが推奨される反面、ゴキブリ発生に雑草の繁茂など、放置した時間のぶんだけペナルティが襲ってくる仕様もあるからです。

 何にもまして、かつて生活を共にしていた住民の口から「放置」を指摘されることが恐ろしい……。時間が経過した無人島を想像しただけで怖くなり、再プレイを断念するプレイヤーも決して珍しくはありません。

 とは言え、本当に『あつ森』に飽きてしまっているのなら、罪悪感すら湧かないはず。

『あつ森』再プレイに抵抗する強い「今さら感」の正体がどこにあるのか探っていくと、まず、遊び方が拡充されすぎた、少し本末転倒にも思える理由に突き当たります。

 もともと『あつ森』は明確なゴールがされていないゲームです。自分の想いのまま、やり込み要素を進めていくことに醍醐味がありました。しかし、発売から2年の間で行われた「無料アップデート」の数々が、本作のやり込み要素を果てしないモノにしてしまいました。

 2022年3月4日に発売された、完全版の攻略本『あつまれどうぶつの森ハッピーホームパラダイス&大型アップデート全対応最終完全攻略本+究極超カタログ』のページ数は、なんと「1900」を超えているのです。

 無人島でやることが増えすぎてしまった結果、今さらプレイを再開したところで、かつて頭のなかで描いていた「島構想」を思い出すことすら、できなくなってしまっているのです。

【画像】最近の『あつ森』って? 変化を見る(8枚)

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