長野辰次の記事一覧
長野辰次
フリーライター。映画、アニメ、小説、マンガなどのレビューや作家インタビューを中心に、「キネマ旬報」「映画秘宝」などに執筆。現在公開中の『八犬伝』(キノフィルムズ配給)の劇場パンフレットなどにもレビューを寄稿している。
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横山光輝『三国志』が最も盛り上がる「赤壁の戦い」 孔明の知恵が「実生活」にも役立つ?
2025.07.27『鉄人28号』や『バビル2世』などで知られる人気漫画家、横山光輝氏が手がけたコミック版『三国志』は、1971年から1987年にわたって連載され、今なお人気の高い作品です。戦乱の世を駆け抜けた実在の英雄たちの無双ぶりに、思わず心が躍ります。歴史や国語の勉強にもなるので、夏休みにイッキ読みしてみてはいかがでしょうか。
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『ウルトラセブン』アンヌ隊員の水着回「ノンマルトの使者」 トラウマ級だった二重のどんでん返し
2025.07.211967年から1968年にTV放映された『ウルトラセブン』全49話のなかでも、視聴者に大きな衝撃を与えた問題作として知られているのは、第42話「ノンマルトの使者」です。私たち地球人類は、実は侵略者だったのかもしれないという驚きの展開が待っています。脚本家の金城哲夫氏と満田かずほ監督が残した傑作エピソードを、改めて考察します。
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高畑勲監督が『火垂るの墓』で描いていた「戦争より恐ろしいもの」とは? 「全く人ごとではない…」
2025.07.14スタジオジブリ制作、高畑勲監督による劇場アニメ『火垂るの墓』が、2025年7月15日からNetflixで国内配信されます。戦時下の状況が子供たちの視点からリアルに描かれた悲劇的な物語ですが、高畑監督は「反戦アニメではない」と語っていました。戦争体験者であった高畑監督の言葉の真意を考察します。
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夏休みを彩った劇場2作目『ガンダム 哀戦士』 主題歌を熱唱した井上大輔氏の波乱の生涯とは?
2025.07.11TVアニメ『機動戦士ガンダム ジークアクス』の放送中には、「黒い三連星」のガイアとオルテガなど、初代『機動戦士ガンダム』に登場した一年戦争の英雄たちに再び注目が集まりました。ファーストガンダムの劇場版三部作から、主人公アムロやライバルキャラたちが大いに活躍した第二弾『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』を振り返ります。
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企画書一枚でアニメ『ドラえもん』を救った男 「高畑勲」の隠れた功績とは?
2025.07.06スタジオジブリ作品のネット配信としては国内初となる、『火垂るの墓』のNetflixでの配信が2025年7月15日から始まります。戦時下の生活をリアルに描いた演出は、高畑勲監督ならではのものとなっています。作品にはクレジットされていない、高畑監督のアニメ界での業績を振り返ります。
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『スケバン刑事』の和田慎二先生 急逝から14年 惜しまれる『傀儡師リン』などの未完作
2025.07.05斉藤由貴さん、南野陽子さん、浅香唯さんらの主演作として実写ドラマ化された『スケバン刑事』は、1980年代に大ブームを呼びました。原作者・和田慎二氏は『スケバン刑事』以外にも『ピグマリオ』がTVアニメ化されていますが、未完のままの作品も多く残されています。和田慎二氏の漫画界での功績を振り返ります。
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『海がきこえる』ヒロインは宮崎駿を怒らせた? アニメ版と原作で微妙に異なる「里伽子」の言動
2025.06.27氷室冴子さんの原作小説を、『魔女の宅急便』のキャラクターデザインを手掛けた近藤勝也氏をはじめとする「スタジオジブリ若手制作集団」がアニメ化した『海がきこえる』は、ファンから長く愛され続けています。原作とアニメ版では違いがあるものの、どちらも魅力的な作品となっています。
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『スケバン刑事』の結末はドラマと原作でかなり違う? 「麻宮サキ」の最期が衝撃だった
2025.06.15「花とゆめ」で連載された『スケバン刑事』は、少女マンガとは思えないハードなアクションやサスペンス設定で人気を呼びました。実写化もされ、1980年代には大ブームとなりました。一方、主人公である麻宮サキが、原作ではどんな結末を迎えたのかはあまり知られてはいません。読者を唖然とさせた『スケバン刑事』の最終回とは?