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『鬼滅の刃』「長男」炭治郎が頼ってしまう甘露寺蜜璃の「お姉さんらしさ」

「長男」炭治郎も頼りたくなる、蜜璃の「お姉さんらしさ」とは!?

恋柱・甘露寺蜜璃の「お姉さん」らしさも見られる『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』本ポスター (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
恋柱・甘露寺蜜璃の「お姉さん」らしさも見られる『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』本ポスター (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

●蜜璃の思いやりと温かい言葉に感じる「お姉さんらしさ」

 世話好きで義理堅く、頼りになる「長男」炭治郎は、時には「長男だから」と自分を鼓舞しながら鬼と死闘を繰り広げてきました。そんな命がけの炭治郎の「長男気質」に、たびたび視聴者は驚かされています。そんな「The長男」の炭治郎がなぜ、恋柱・甘露寺蜜璃を素直に頼り、従ったのでしょう?

 朗らかで優しかったり、周りの人のために頑張ったり、自分で自分を鼓舞したりする点は、蜜璃と炭治郎は似ています。そんな「長女」と「長男」ならではの、「シンパシー」もあったのかもしれません。裏表がないところも似ています。

 そして、禰豆子に対して優しく接してくれる蜜璃に、炭治郎は安心感や信頼感を抱いたのでしょう。家族が生きていた時はもちろん、鬼殺隊に入ってからも「長男」として頑張ってきた炭治郎ですが、「甘露寺蜜璃は竈門兄妹を応援してるよ~」「休んでていいよ」「頑張ったね。えらいぞ!」など、蜜璃の「お姉さんらしい」温かい言葉も心にしみたはずです。

「無限列車編」でその戦いを間近に見た炎柱・煉獄杏寿郎も、「遊郭編」で共闘した音柱・宇髄天元も、数々の名言を残していますが、甘露寺蜜璃が炭治郎にかける言葉はもっと身近で、まるで本当の姉のように寄り添ってくれるようなものです。だからこそ、ここまで一生懸命、必死でがんばってきた炭治郎の緊張をほぐし、素直に蜜璃に頼るところがあったのかもしれません。

 ただし、それは蜜璃の柱としての戦闘能力の高さを炭治郎が信じていたから、という面もあるでしょう。彼女の技を見た炭治郎は、「もんげー」「カッコいい!!」と驚がくします。そして、炭治郎は彼女を「希望の光」と言い、蜜璃はそれに応えて、「任せといて みんな私が守るからね」と奮起。そんなところも、蜜璃は強くて頼れる「お姉さん」なのです。

 蜜璃は炭治郎と同期の不死川玄弥にも、「お姉さんらしい」愛情を注ぎます。彼女は玄弥に無視されたにもかかわらず、彼の兄である風柱・不死川実弥との兄弟仲や、食事を摂らないことを心配するのです。それは「長男」炭治郎も同じで、玄弥にいきなりひどい言葉を浴びせられたにもかかわらず、夕食の場に現れない玄弥を心配して、「差し入れしよう」ということでふたりは同意します。

 見た目がたくましくても、荒れた性格でも、玄弥は「弟」です。「弟」の匂いを感じ取った「姉・蜜璃」と「長男・炭治郎」の使命感に火が付いたのかもしれません。

※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記

(山田晃子)

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