脇役だったのに「異常に出世した」ジャンプキャラ・3選 最弱っぷりは相変わらず?
実写版のおかげで人気があがった?
●『るろうに剣心』の武田観柳

その男、通称「ガトリング斎」……これは緋村剣心の異名「人斬り抜刀斎」に対して、身も蓋もなく飛び道具のガトリング砲をぶっ放す悪徳商人・武田観柳の尖りっぷりがネタとしてイジられて、インターネットで面白がってつけられたあだ名です。
武田観柳は忍者集団「御庭番衆」を雇うも、悪事が剣心たちにバレて追い詰められると、彼らごとガトリング砲で皆殺しにしようとする最低の小悪党でした。動機は“お金”で、一片の同情の余地もありません。
しかし、ここで終わらないのが令和の『るろうに剣心―明治剣客浪漫譚・北海道編』です。その続編で、まさかの武田観柳・再登場!
「金で買えないものは差別を生みます」の名言と信念を引っ提げて、もちろん代名詞のガトリング砲への愛着も健在。偽名も雅桐倫具(がとうりんぐ)、ガトリング砲を手に「ガトガトガトガト」と、実写版映画のセリフを逆輸入して吼えまくります。
金こそ全ての商人キャラが、実は悲惨な生い立ちから信念を育てていた、というのは定番の設定です。その悲惨な過去に対して剣心から共感を寄せられてもなお、彼を認めない武田観柳。確固たる信念の持ち主として、観柳は続編で一皮剥けたキャラクターとなりました。
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今回挙げた3人の人生には、世間的な成功の目安である「名誉」や「お金」が共通点としてあります。主役級キャラクターの壮大な夢やテーマと比較すると、身近でわかりやすい価値観です。だからこそ彼らが実力以上に活躍するシーンは、我々読者が感情移入しやすく、応援したくなるのでしょう。
(かーずSP)




