「そこまでやる?」ゾッとするトラウマ級の「ガンダム」大量殺戮シーン3選
ガンダム作品では、戦死した兵士や、戦争に巻き込まれた一般人の死が度々描かれています。しかも大勢の人びとが死んでいく場面もあり、悲惨な戦争の描写には容赦がありません。今回は宇宙世紀に限定し、「ガンダム」シリーズで思わずゾッとするトラウマ級の大量殺戮シーンを紹介します。
敵味方関係なく大勢の命を奪う「悪魔の光」

非情な宇宙での戦争を背景とした「ガンダム」シリーズでは、一瞬で大勢の人びとが死んでしまうショッキングなシーンがたびたび描かれています。今回は宇宙世紀に限定し、「ガンダム」シリーズで思わずゾッとするトラウマ級の大量殺戮シーンを振り返ります。
「ガンダム」シリーズの原点であるアニメ『機動戦士ガンダム』では、第41話「光る宇宙」で、ジオン軍が「ソーラ・レイ」を使った大量殺戮シーンが描かれます。ソーラ・レイとは、宇宙に住む人々が居住するためのスペースコロニーを巨大なレーザー砲に改造した破壊兵器です。
ジオン公国の公王であるデギン・ソド・ザビは敵対していた地球連邦軍のレビル将軍と和平交渉に向かいます。そして、交渉が始まろうとしたその時、暗闇の宇宙に一閃の光が横切ります。
光の正体はソーラ・レイのレーザー砲で、和平交渉のために集結していたレビル将軍の艦隊の主力部隊と、デギンの艦隊に襲いかかるのでした。本作品の主人公、アムロ・レイの「だ、駄目だ、前へ進んじゃ駄目だ。光と人の渦がと、溶けていく。あ、あれは憎しみの光だ」というセリフが物語る通り、ソーラ・レイは一瞬にして、敵味方関係なく大勢の人間を消滅させたのです。
たくさんの命が光のなかで蒸発していくシーンは、低く唸るような効果音のせいもあって不気味に感じます。さらに驚く点は、このソーラ・レイの発射を決行したのが、ジオン公国の総帥でデギンの息子ギレン・ザビだったのです。大量殺戮シーンだけではなく、実の父を含め数多くの命をソーラ・レイの犠牲にしたギレンの非情な采配にも背筋が凍ってしまいます。
思わずゾッとするシーンは、アニメ『機動戦士Zガンダム』でも描かれていました。地球連邦政府のティターンズと反地球連邦政府のエゥーゴの争いを中心に(ストーリー終盤ではアクシズも加わり、三つ巴戦になる)物語が展開します。
同作品の第7話「サイド1の脱出」では、「30バンチ事件」と呼ばれるサイド1の30バンチコロニーで起きた事件の惨劇が語られています。コロニー内の住人が反地球連邦政府デモを起こしたのですが、地球連邦軍の組織ティターンズはデモを鎮圧させるため、容赦ない行動に出ます。スペースコロニーの外壁から毒ガスを注入し、コロニー内の300万人の住人を毒殺したのです。
事件から時が経ち、サイド1の30バンチコロニーを訪れた本作品の主人公であるカミーユ・ビダンが目にした光景は、強風が吹き荒れ、廃墟と化したコロニーでした。全く人気がない街並みは不気味さを増します。そして、カミーユたちはおぞましい光景を目にするのでした。
住人たちは毒ガスを注入された当時のままの姿で命を落とし、ミイラになっていたのです。街のバーでは店員と客、道端では母親が幼い子供を抱きかかえたまま倒れてミイラ化していました。また、とある広場ではベンチに座っていたミイラがバランスを崩して首が取れてしまうショッキングなシーンもあります。ティターンズが実行した非人道的行為は悲惨な光景を生み出し、見る側にも衝撃を与えたのではないでしょうか。



