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『ガンダム作品』は「声優変更」に否定意見が少ない? 今後は「議論」が巻き起こる可能性も

伝説級の声優たちの「交代」は議論になる可能性が?

アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では多くの声優が交代となったが、シャアとアムロらの声は引き続き池田秀一さんらレジェンド声優たちが続投した。画像はBS12で再放送中の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』より (C)創通・サンライズ
アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では多くの声優が交代となったが、シャアとアムロらの声は引き続き池田秀一さんらレジェンド声優たちが続投した。画像はBS12で再放送中の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』より (C)創通・サンライズ

 このように『ガンダム』ではひとりのキャラクターに対して複数の声優が担当していることが多いのですが、それをさらに増やす原因となったのが「ゲーム」でした。

 ゲームでもメインキャラクター程度しか登場しない作品はオリジナルキャストがほとんどとなります。しかし、多くのキャラが登場するようなゲームではそういうわけにはいきません。いくつもタイトル化されたゲーム『ギレンの野望』シリーズでは、TV版とも劇場版とも違う声優になったキャラクターが何人かいました。

 もっともそれは当たり前というものかもしれません。放送から何十年も経った作品ですから、引退した人や鬼籍に入った人もいます。こういった事例は時間が経つにつれて起こるべくして起こることでしょう。もっとも『ガンダム』は放送が続いていたわけでないため、比較的ソフトランディングできた好例だと思います。

 これが一気に加速したのが、リメイク作品とも言える『THE ORIGIN』がアニメ化した時でしょうか。ここで従来からの声優が一部を除き一新されました。

 ただしアムロ・レイ役の古谷徹さん、シャア・アズナブル役の池田秀一さん、カイ・シデン役の古川登志夫さん、ギレン・ザビ役の銀河万丈(当時は田中崇)さんだけは『THE ORIGIN』でも変わらぬ声で演技を続けています。みなさん第一線で活躍を続けてきたレジェンド級の声優だから当然かもしれません。

 ちなみに『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』ではAIデータのシャア役として関俊彦さんが演じていました。もっとも正伝ではないので議論の対象とすべきではないのかもしれません。ちなみに関さんは『聖闘士星矢』に登場する蠍座のミロも池田さんから引き継いでいました。

 仮にもしもこれらのキャストが変更になるようなことがあれば、その時は『ガンダム』初の大きな声優交代論争になるかもしれません。本来なら作品自体は完結しているのでそんな心配はないのですが、『ガンダム』という作品はゲームをはじめさまざまな媒体で展開するので、コンテンツが生きている間はこういった問題は永遠に続くことになるでしょう。それこそ百年後には「〇代目アムロ・レイ声優」という人も出てくるかもしれません。

 ちなみに一度だけすべての声優が変更になった『ガンダム』のアニメ作品があります。それはパロディ作品である『ガンダムさん』がアニメ化した際でした。まぁオリジナルキャストにコメディを演じさせるわけにはいかなかったのでしょう。

 もっともOVA『SDガンダムシリーズ』では、アムロとシャアをはじめ一部のキャラクターはオリジナル声優が演じていました。特にカセットブックでの原典からのパロディの数々は、今でも一部のファンの間では語り草になっているほどです。

(加々美利治)

【画像】「声優変更」でファンの議論が巻き起こった「劇場版ガンダム」作品たち(6枚)

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