昭和のゴールデンタイムで子供向け番組から視聴率を奪った「意外な天敵」とは? 『ウルトラマン』『マジンガーZ』も苦戦
視聴者参加型のクイズ番組は、現在では影を潜めていますが、昭和の頃はゴールデンタイムを席捲するほどの勢いがありました。それに対抗するのは子供に大人気のアニメ番組だったのです。
今では理解できない? 19時台の「チャンネル争い」

昭和の時代、夜19時台のゴールデンタイムといえば、子供向け番組の他にクイズ番組が定番でした。そして、家族間のチャンネル争いが、もっとも激しかった時代だったかもしれません。
平成以降の世代にはピンと来ないかもしれませんが、昭和の頃は家族の間で観たいTV番組を争ったものです。現在のように録画機器が一般的ではなく、最初に一般化された録画機器であるビデオが普及し始めたのは1980年代以降です。
つまり1970年代くらいまでは、同じ時間帯に放送された番組はひとつしか観られなかったのです。TVが2台ある裕福な家庭は一部にありましたが、多くの人は観たい番組を自由には観られなかったわけです。
しかも、TV局側もあえて同じターゲットを想定した番組をかぶせるものですから、子供向け番組が同じ時間枠に放送されることも当たり前でした。しかし、子供向け番組の裏番組としてさらに脅威だったのは「クイズ番組」だったかもしれません。
なぜならば子供向け番組と違って、クイズ番組はファミリー向け。家族のパワーバランスによっては、クイズ番組に軍配が上がることもあるかもしれません。そういう意味では1970年代の19時台枠は、人気の子供向け番組とクイズ番組がひしめき合っていました。さらにプロ野球のナイター中継があった時期は、三つ巴(みつどもえ)の争いをすることになります。
そんな昭和のゴールデンタイムを振り返ってみましょう。地方によって状況は違うでしょうから、以降は関東圏を中心に話題を進めていきます。



