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お役ご免…? 『機動戦士ガンダム』一年戦争の後かえりみられなくなった兵器たち

地球上で見られた兵器は軒並み…

BANDAI SPIRITS「U.C.HARD GRAPH 1/35 地球連邦軍 多目的軽戦闘機 FF-X7 コア・ファイター」 (C)創通・サンライズ
BANDAI SPIRITS「U.C.HARD GRAPH 1/35 地球連邦軍 多目的軽戦闘機 FF-X7 コア・ファイター」 (C)創通・サンライズ

●潜水艦

 ジオン軍が「ユーコン級」と「マッド・アングラー級」という潜水艦を運用しており、連邦軍にも同種の兵器はあったようですが、一年戦争以降は地球上での戦いが減ったこともあり、新型のものはほぼ登場しなくなります。

●航宙機

 地球連邦軍の航宙機(宇宙で運用する航空機の類)としては「セイバーフィッシュ」「コア・ファイター」「コア・ブースター」「Gファイター」などが印象的で、ほかにも「トリアーエズ」などの戦闘機が見られます。特に「コア・ブースター」は、MSと十分に戦える性能を示していました。

 一年戦争後は、可変MSが登場したこともあり、「Gディフェンサー」などMSをサポートする機体以外はあまり見られません。

 ジオン軍は、宇宙戦闘爆撃機「ガトル」が大量投入されています。一年戦争後はほとんど見られなくなりますが、「ガトル」のエンジンと「ザクII」を組み合わせた「ドラッツェ」は、『機動戦士ガンダム0083』『機動戦士ガンダムU.C.』にて出番がありました。

●航空機

 地球連邦軍は、高高度戦闘機「TINコッド」、戦闘爆撃機「フライマンタ」、重爆撃機「デプ・ロッグ」、対潜哨戒機「ドン・エスカルゴ」、武装ホバークラフト「ファンファン」、輸送機「ミデア」など、多種多様な航空機を運用していましたが、『Z』以降は航空機に変形できるMSの登場や、サブフライトシステムでMSを空輸すればよくなったことで、ほとんど見られなくなります(設定上は「ワイバーン」などの新型航空機も存在します)。

 ジオン軍は戦闘機「ドップ」、偵察機「ルッグン」「ガウ攻撃空母」が印象的です。戦闘機は発展しませんでしたが、「ガウ」は「ガルダ」級超大型輸送機など「MSを搭載できる航空機」として、一年戦争後も発展していきました。

 なお、ジオン軍の重爆撃機「ドダイYS」から発展した「ゲター」などのMS搭載用航空機は、一年戦争以降も発展を続けていきます。

●衛星ミサイル

 最後は「ロケットを埋め込んだ隕石で攻撃する」衛星ミサイルです。非常にコストが安い兵器ながら、ソロモン要塞攻略戦でジオン側が放った衛星ミサイルは、連邦軍の秘密兵器「ソーラ・システム」の一部を破壊するなど、戦果を挙げています。

 資料によっては「命中すればマゼラン級戦艦でも破壊できる」とされており、決してバカにならない兵器ですが、あまり登場しません。

『Z』終盤から『ZZ』序盤の時期を舞台とする『ガンダム・センチネル』では、軍事組織「ニューディサイズ」が、拠点となる小惑星「ペズン」の防衛兵器としてこの衛星ミサイルを投入し、サラミス改級巡洋艦2隻を撃沈しています。

 以上「一年戦争後ではあまり活躍しない兵器たち」の一部を見てきました(設定だけの兵器も含めると、この数倍はあります)。MS以外の地味な兵器も世界観を膨らませていると感じるので、筆者は結構好きですね。

(安藤昌季)

【画像】「えっ…消えたの?」 こちらが一年戦争後見られなくなった連ジ双方の兵器たちの一部です(11枚)

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