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放送大丈夫だったの? 予想以上の描写で驚かせたゴールデンタイムの実写化ドラマ

過激な描写が多い人気マンガを原作とした実写ドラマは、深夜枠だけでなくゴールデンタイムに放送されることもあります。なかには、友人や家族と一緒に視聴していたら気まずくなるようなシーンが描かれた作品もありました。

BPOに意見が届いた作品も

雑誌『美的』2024年9月号に登場した際の永野芽郁さん(小学館)
雑誌『美的』2024年9月号に登場した際の永野芽郁さん(小学館)

 人気マンガが原作のドラマは、これまで地上波でも数多く放送されてきました。そのなかにはゴールデンタイムにも関わらず、家族と一緒に観ていると気まずい雰囲気になりそうな、過激な描写が登場した作品もあります。

●『失恋ショコラティエ』

『失恋ショコラティエ』(原作:水城せとな)は、2014年にフジテレビ系の月曜21時枠でドラマ化されました。本作は、憧れの女性を振り向かせるために海外で修行を積み、自分の店を開いたショコラティエの主人公「小動爽太(演:松本潤)」の周りで繰り広げられる、恋愛模様を描いた作品です。

 松本潤さんのほか、石原さとみさんや水川あさみさん、溝端淳平さんなど人気俳優が多数出演したほか、ゴールデンタイムらしからぬ過激なシーンが多いことも話題になりました。

 作中では爽太と肉体関係にある「加藤えれな(演:水原希子)」とのベッドシーンや、入浴シーンなどが毎話のように登場します。さらに、爽太が石原さん演じる「吉岡紗絵子(旧姓:高橋)」と関係が進展した第8話では、シャワールームでお互いを求め合うシーンもあり、衝撃を受けた人も多かったようです。

 過激な場面も逃げずに生々しい恋愛関係を描いた本作は、恋愛の本質を捉えた見どころの多い作品として評価されています。

●『親愛なる僕へ殺意を込めて』

「ヤングマガジン」(講談社)で連載されていた『親愛なる僕へ殺意を込めて』(原作:井龍一/作画:伊藤翔太)は、2022年10月に水曜22時枠にて実写化されています。

 殺人犯を父に持つ主人公「浦島エイジ(演:山田涼介)」が、ある不可解な事件をきっかけに思わぬ方向へ進んでいく物語で、22時台の放送とは思えない過激なシーンが登場しました。

 第1話の冒頭から、首に無数の刺し傷がある死体が映し出され、さらに、半グレ集団のリーダー「佐井社(演:尾上松也)」が拷問を行い、ハサミで指を切り落としたり、ハンマーで急所を潰したりと痛々しいシーンが続きます。

 残酷シーンだけでなく、殺人事件の犯人が誰なのか、「A面」と「B面」を持つエイジが二重人格になった理由など、ミステリーとしての見どころも多く、原作ファンも満足のいく内容です。

●『僕たちがやりました』

 2017年に火曜21時枠にてドラマ化された『僕たちがやりました』(原作:金城宗幸/マンガ:荒木光)は、主人公「増淵トビオ(演:窪田正孝)」たちが不良校とのトラブルをきっかけにやった仕返しといたずらが、死傷者を出す大事件に発展してしまう青春逃亡劇です。

 原作より過激さは抑えられてはいるものの、第5話でトビオが友人の彼女「新里今宵(演:川栄李奈)」と肉体関係を持つシーンや、第7話で幼なじみ「蒼川蓮子(演:永野芽郁)」と一夜をともに過ごす場面など、際どい描写が多数盛り込まれています。

 さらに、トビオの仲間「丸山友貴(演:葉山奨之)」が流血するほど殴られ、段ボールに押し込められる喧嘩のシーンは、BPO(放送倫理・番組向上機構)に問題視した意見が届くほどの内容でした。きわどい場面含め原作を忠実に再現しており、ファンからも高い評価を受けています。

(LUIS FIELD)

【画像】え…っ?「あの場面やったとき現役女子高生だったの?」 こちらが永野芽郁さんが出演していた過激ドラマです

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