マグミクス | manga * anime * game

『ナルト』春野サクラの“生涯”を再現したコスプレが圧巻クオリティー! 「まるで実写版」

中国コスプレイヤー「mania」さんがX(旧:Twitter)に投稿した、『NARUTO -ナルト-』の「春野サクラ」のコスプレ写真が反響を集めています。まるで実写版のイメージムービーかと思わせるクオリティーの高さに驚かされます。

キャラへの深い愛が芸術的なコスプレを生み出す

『NARUTO -ナルト-』サクラに扮する「mania」さん(X:@mmmaniaaaa)/画像提供:「mania」さん
『NARUTO -ナルト-』サクラに扮する「mania」さん(X:@mmmaniaaaa)/画像提供:「mania」さん

 中国コスプレイヤー「mania」さんがX(旧:Twitter)に投稿した、『NARUTO -ナルト-』の「春野サクラ」のコスプレ写真が反響を集めています。まだあどけなさが残る少女から凛々しい表情の大人、さらには結婚して娘「うちはサラダ」を産んで母となるまでの姿をコスプレで表現しています。各年代を表現したメイクや表情、イメージ通りのロケーションと相まって、まるで実写版のイメージムービーかと思わせるクオリティーです。

 そんな彼女に、コスプレにおける注力ポイントや制作秘話をうかがいました。

「mania」さんが本格的にコスプレに触れたのは大学時代。それ以前から「やってみたい」という気持ちはありましたが、さまざまな理由で実現できず、大学でアニメサークルに入ってから、ようやく正式にコスプレを始めたそうです。

「最初はただ『演じる』こと自体を楽しんでいただけで、技術的にもいろいろと未熟でした」と振り返る「mania」さん。最初にサークルの友人たちと一緒に演じたキャラクターは、『NARUTO -ナルト-』の「テマリ」でした。「私たちは小さな舞台劇を作り、中国国内で当時有名だったイベント『Chinajoy』のアニメ系舞台コンテストに参加しました。完成度は決して高くありませんでしたが、演じる楽しさを心から味わっていました」と振り返ります。

 現在の「mania」さんは、パートナーと一緒にコスプレ写真の制作に力を入れていて、時々動画も制作しています。衣装やウィッグなどのスタイリング、ロケーション選びなど、好きなキャラクターの再現に全力を注ぎ、その過程も楽しんでいます。海辺や山野、草原など遠方へ旅してロケ撮影をすることもあれば、地元のイベントに参加して他のアニメファンと楽しい時間を過ごすこともあります。

『NARUTO -ナルト-』との出会いは、コスプレを始める以前に遡(さかのぼ)ります。2003年頃、周囲にアニメ好きな友人が多くいたこともあり、同作品やキャラクターの話題が日常の中に自然と入ってきたそうです。「大学以前は、ネットでアニメやマンガを断片的に見ていた程度でしたが、コスプレを始めてからこの作品と本格的なつながりが生まれ、10年以上にわたって深い関係が続いています」と思い入れの深さをのぞかせています。

 同作品で最初に演じたのはテマリ、2番目はサクラだそうで、「サクラはとてもかわいらしいキャラクターで、作中で見せる芯の強さにも強く惹かれました」と理由を明かします。「しかし、当時はサクラのコスプレに対する賛否があり、写真を公開した後に批判も少なくありませんでした。いま思えば、あの頃のコスプレは本当につたなかったと思いますが、そのおかげで多くの成長の機会を得ることができました」とたゆまぬ努力でサクラのコスプレをブラッシュアップし続けました。

 コスプレを始めて長い年月が経ち、技術の進歩とともに演じ方も大きく変わりました。「ひとつのキャラを再現するために、私たちは事前に撮影の企画を立てます。内容や場所、撮影方法、メイクや衣装・ウィッグの再現まで、すべてにおいて細かく準備をしています」とこだわりの強さを見せます。

 2016年からは、ネットで既製品を買う代わりに、キャラクター衣装をオーダーメイドする方法を取り入れ、ウィッグ制作や写真の後加工、撮影技術も磨いていきました。近年では、衣装の生地選びもキャラクター再現の準備として欠かせない工程となっています。生地の質感やウィッグの色選びといった細かいところから、ロケ地や撮影内容の企画まで、多くの時間と労力を注いでいます。

 ただ、長年悩まされているのは天候です。「mania」さんの住む地域は盆地で、晴れの日が少なく、太陽の光に恵まれません。そのため、曇りでもフラッシュを使って太陽光のような雰囲気を作り出す技術を習得しました。それ以外にも、日本やアメリカなど他の場所に遠征して撮影することもあるそうです。ロケ中に雷雨や強風などの極端な天候に見舞われ、理想の雰囲気と大きくかけ離れてしまい、気持ちが乱れることもありますが、それでも気持ちを切り替え、後加工で修正するなどして対応しています。

「たとえ多くの人に理解されなくても、AI技術が発達した現代においても、私たちは自然とつながるすべてのものを愛し、空想上のキャラクターを現実の環境に置くことに情熱を注ぎ続けています」とキャラへの強い思いを語ります。

「何年、何十年後、たとえ他人から見てたいしたことのない足跡だったとしても、自分が愛したこの分野に残せたということは、私にとってかけがえのない思い出となるでしょう」

(乃木章)

【画像】えっ、クオリティー高すぎ! こちらが『ナルト』サクラの生涯を再現したコスプレ写真です(14枚)

画像ギャラリー

乃木章

コスプレライター・カメラマン。年間500本ほどコスプレ記事を執筆。日本だけでなく、中華圏や東南アジアにまで足を運び、現地のイベントやコスプレイヤーを取材している。
X:@Osefly Instagram:nogidayo YouTube:@25en

乃木章関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

アニメ最新記事

アニメの記事をもっと見る