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【漫画】データの資料を「紙でやれ!」時代遅れのパワハラ上司に制裁が?「最高にスカッとした」

資料をデータでまとめた社員に、部長は「紙でやれ」と怒鳴り、さらに大量の紙資料を今日中に整理するように命じました。そんなパワハラ部長の前にクマが現れて……? 大友しゅうまさんの創作マンガがX(旧:Twitter)で公開され、「最高」「スカッとした」と反響を集めています。

上司の前に突然現れた「くまちゃん」

資料をデータでまとめたら…(大友しゅうまさん提供)
資料をデータでまとめたら…(大友しゅうまさん提供)

 資料をデータでまとめた社員に、部長は「紙でやれって言ってんだろ!?」と怒鳴り、さらに大量の紙資料を渡して「今日中に整理しとけ」と命じました。そんなパワハラ部長がその夜、飲みに行こうとすると、なぜかクマが現れて……?

 大友しゅうまさん(@ranpan22)による創作マンガ『世にも奇妙な日常』シリーズの新作『シのくまちゃん』がX(旧:Twitter)で公開されました。読者からは「最高にスカッとした」「時代遅れありますよね」「石抱は少しずつ追加して長く苦しめないと」「ペーパーレスでも拷問ありそう」などの声があがり、投稿には1.3万いいねの反響が集まっています。

 大友しゅうまさんは、映画紹介用アカウント(@ranpan21)でもマンガを多数投稿しており、書籍『泣ける映画大全』(KADOKAWA)が発売中です。

 作者の大友しゅうまさんに、お話を聞きました。

ーー大友しゅうまさんは別のアカウントで映画紹介マンガも投稿なさっていますが、『世にも奇妙な日常』シリーズのマンガを描こうと思ったきっかけを教えて下さい。

 映画紹介マンガは、いわば二次創作のような立ち位置で、自分のマンガ制作スキルを鍛えるうえでは非常に有意義な経験でした。ただ、いつかはやはり自分の物語を描きたいという想いが強くありました。

 そうしたなかで、さまざまな紆余曲折を経て辿り着いたのが、オムニバス形式のオリジナル作品『世にも奇妙な日常』シリーズです。映画で得た膨大なインプットが、こうした不思議な短編という形で活きていると感じています。

ーー今回のマンガはスカッとする結末でしたが、マンガを描くうえで工夫したことやこだわったことなどを教えて下さい。

 今回特にこだわったのは「キャラクターの魅力」です。『世にも奇妙な日常』シリーズは、どちらかといえば不思議な出来事や設定が主体になることが多いシリーズですが、それだけではなく、しっかりとキャラクターにも惹きつけられる作品にしたいという思いがありました。

 その意識から生まれたのが『シのくまちゃん』です。ドラえもんの四次元ポケットのように、拷問道具を詰め込んだアイアンメイデン型のリュックを背負い、そこから道具を取り出して悪い現代人に罰を与える、というユニークな設定にしています。

『石動さんに僕の芸術をわからせたい』(大友しゅうまさん提供)
『石動さんに僕の芸術をわからせたい』(大友しゅうまさん提供)

ーー作品に寄せられた感想で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「執行ペンギン」という、「シのくまちゃん」の相棒キャラがいるのですが、個人的にはこのネーミングがかなり気に入っていたんです。ただ、コメント欄で誰からも触れられず……! それがちょっと悔しかったです(笑)。

ーー『世にも奇妙な日常』シリーズで反響のあった作品や気に入っている作品はありますか?

『石動さんに僕の芸術をわからせたい』という作品です。こちらはキャラクター同士の関係性を重視して描きました。特殊清掃員として殺人現場を掃除するベテランの石動さんと、犯人っぽい怪しさプンプンの新米の御影くん。このふたりのすれ違うやりとりを、ぜひ読んでいただきたいです。

(マグミクス編集部)

【マンガ本編】データの資料を「紙でやれ!」時代遅れのパワハラ上司にクマが与えた罰とは?

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