人気マンガの「人気投票」で起きた珍事件 投票数スゴすぎて「読者がランクイン」?
推しキャラを応援できる「人気投票」は、ファンにとって重要なイベントのひとつです。そんなイベントだからこそ、過去には予想外の「珍事件」が起きたこともありました。
「キャラへの愛」が次元の壁を超えた?

2026年3月末に結果が発表された『葬送のフリーレン』の「第3回キャラクター人気投票」で、予想外のキャラやモノが上位に食い込んで盛り上がったように、人気投票で想定外の事態が起こると大きな話題になります。過去にも人気投票で思わぬ人物がランクインしたことや、異例の投票方法などの「珍事件」が起きたことがありました。
主人公の少年が10年前にとある約束を交わした女の子を探すラブコメ『ニセコイ』(作:古味直志)では、ヒロインのひとり「橘万里花(通称:マリー)」のファンである「千葉県のYさん」が人気投票でランクインしました。
千葉県のYさんは、第1回目の人気投票では4位に入ったマリーの総票数2694票のうち1500票を手書きで投票し、ファンの間で一躍有名になった人物です。その後に行われた第2回人気投票では、千葉県のYさんの応援もあってマリーは2位に輝き、千葉県のYさん自身も第2回と第3回の人気投票で19位にランクインしています。
なお、千葉県のYさんはマリーの誕生日に花束や月の土地の権利書、特注らしきガラスの靴などを送っているようで、そうした猛アプローチに制作側が応えたのか、同作の最終回ではマリーのお見合い相手に「千葉県在住の…」と読み上げられ、千葉県のYさんを連想させる演出がありました。
また、「週刊少年ジャンプ 2026年6・7合併号」に古味先生の読切が掲載された際には、先生が巻末コメントで「Yさん毎年万里花の誕プレありがとう!」と記しており、Yさんは毎年誕生日プレゼントを送っているようです。
圧巻の投票行動、「原作者の対応」も話題に?

同じような例として、不老不死の「万次」が父母を殺され復讐を誓う少女「浅野凜」の用心棒となり、死闘を繰り広げる『無限の住人』(作:沙村広明)の人気投票も挙げられるでしょう。
本作の人気投票では、アイヌの村で育った少女剣士「吉乃瞳阿」が905票を獲得して1位に輝いたのですが、905票のうち837票はすべてひとりの男性が投票したもので、この票数は応募総数2420票のうち約3分の1以上を占めます。この個人票がなければ瞳阿は6位という結果でした。
原作者の沙村先生は「ジャ◯ンプの人気投票じゃないんだから、こんなにハガキよこさなくてもいいんだよ」とコメントしつつも、男性の執念を讃えて特別に彼が送ったハガキの束に瞳阿のイラストを描いて送り、後日、男性から礼状が届いたそうです。
特殊ルールのせいで、意味不明な「総得票数」に?

ひょんなことから同居することになった吸血鬼と吸血鬼退治人の賑やかな日常を描いた『吸血鬼すぐ死ぬ』(作:盆ノ木至)では、ユニークなルールの人気投票が話題を呼びました。
同作の人気投票は、作中に登場しないキャラを含め、「何票入れるか」を投票者自身が決められる「自己申告制」という斬新なルールで実施されました。集計に支障をきたす票数は無効票扱いされることが示唆されていたものの、結果は、総得票数20潤2溝400億3187万2259無量大数1158不可思議9994那由他7923阿僧祇5925恒河沙3394極17載227正5013澗7636溝3129穣701杼8436垓3237京5482兆1365億2080万2682票という、天文学的な数字を記録したのです。
なお、投票のハガキはスタッフ総出で仕分けをしたうえ、足し算は手計算で行ったそうで、担当した人は「集計作業で死にかけました…」とSNSでコメントしています。また、ルールの説明時に4位に入ったキャラのメイン回を作ることが発表されており、原作者の盆ノ木先生が4位に輝いたため、先生がメインの話が掲載されたというオチまでありました。
(LUIS FIELD)