『ガンダムW』意外なキャラも乗った「ウイングガンダムゼロ」なぜああもややこしい?
まさかのキャラクターがウイングゼロに搭乗

ウイングゼロのバリエーション機として近年、有名なのが、小説『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』(著:隅沢克之/原作:矢立肇、富野由悠季)に登場した「白雪姫(スノーホワイト)」でしょうか。さらにこの機体のバリエーションとして「ウイングガンダムスノーホワイトプレリュード」があります。
この両機の関係は複雑で、小説に登場したのは「白雪姫」なのですが、詳細な設定画は作られていませんでした。そこで立体化をきっかけに設定されたのが白雪姫のプロトタイプと目される「プレリュード」というわけです。そのため小説未登場のプレリュードの方が有名になってしまいました。
さらに、この小説では「ブラックウイング」という機体も登場しています。こちらはウイングゼロを改修したMSで、こうもりの羽根状のパーツが追加されました。こちらも詳細な設定画はありません。
あまりメジャーではありませんが、マンガとジオラマで構成された『新機動戦記ガンダムW~ティエルの衝動~』(実業之日本社「新機動戦記ガンダムWエンドレスワルツ最強プレイングブック」収録)という作品には、「ウイングガンダムセラフィム」と「ガンダムルシフェル」という機体が登場しました。共にEW版のバリエーション機です。
ガンプラとして「ガンダムビルド」シリーズに登場したこともありました。外伝作品『ガンダムビルドファイターズ炎』と続編『ガンダムビルドファイターズ炎 トライ』に登場した、主人公機「XXXG-00W0CV ウイングガンダムゼロ炎」と「XXXG-00W0FF ウイングガンダムゼロフレイムフェーダー」です。
ガンプラとしては雑誌媒体だけでなく、アニメ作品に登場したこともありました。配信ショートアニメ『ガンダムブレイカー バトローグ』に登場した「XXXG-00W0SKY ウイングガンダムスカイゼロ」です。
この機体で特筆されるのは、パイロットが『機動戦士Zガンダム』の「フォウ・ムラサメ」という点でしょうか。正確にいうと姿かたちは変わらないのですが、ガンプラに搭載したAIです。担当声優は劇場版で声を当てたゆかなさんとなっていました。シリーズを超えた夢の組み合わせというわけです。
夢の組み合わせといえば、作品すら超えたのがゲーム『スーパーロボット大戦DD』(バンダイナムコエンターテインメント)に登場した「ウイングガンダムゼロリベリオン」でしょうか。こちらはアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』とのコラボ機体で、その主人公である「ゼロ(ルルーシュ・ランペルージ)」が搭乗していました。
さらにライバル機として「ウイングガンダムゼロアルビオン」という機体も登場しています。こちらのパイロットは同じく『コードギアス』のキャラクターである「枢木スザク」となっていました。
ちなみにこの2機はともに、『コードギアス』世界の技術で強化されており、ビームサーベルは「MVサーベル」、ツインバスターライフルは「スーパーヴァリバスターライフル」となっています。
このウイングゼロのバリエーションの多さは、人気の高さから来るものではないでしょうか。その人気の秘密は、天使の羽というリアルロボットとして派手な装備にあると思います。この勢いでいくと、今後もバリエーション機は増えていくかもしれません。
(加々美利治)





