“原点回帰”の『ドラクエ11』3周年 「最近のはイマイチ」な人こそハマる理由とは
スクウェア・エニックスは、2020年12月4日(金)に『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』を、新たにプレイステーション4、Xbox One、Windows 10、Steam用に発売すると発表しました。7月29日(水)で3周年を迎える『ドラクエXI』は、過去の「ドラクエ」ファンを夢中にさせる理由があります。
往年の「ドラクエ」ファンが今からでもハマる理由

スクウェア・エニックスは、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』(以下、XI S)のプレイステーション4、Xbox One、Windows 10、Steam対応版を2020年12月4日(金)に発売することを発表しました。(※Steam版のみ12月5日発売予定)
今回の発表は2019年9月27日にNintendo Switch用に発売された『XI S』を新たに4つのプラットフォームに移植、発売するというもの。
キャラクターボイスと追加ストーリーが加えられる前の『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(以下:XI)がプレイステーション4、ニンテンドー3DS 用に発売されたのは2017年7月29日なので、『XI S』は『XI』と合わせるとこの4年の間で計3回発売されることになります。
近年の「ドラゴンクエスト」(以下、ドラクエ)シリーズは、対応ハードが自分の持っているものでなかったり、「オンライン」の要素に抵抗があったりという理由で、「最近のタイトルはプレイしていない」という人も多いのではないでしょうか。『II』のロンダルキアへの洞窟で泣かされ、『III』のバラモス討伐後に驚愕、『IV』でアリーナの「かいしんのいちげき」に興奮した……。そんな、過去の「ドラクエ」に熱中した経験を持つ人にこそ、『XI』『XI S』をプレイしてほしい理由があります。
『XI』は「ドラクエ」30周年の節目に発売された作品でもあり、コンセプトに”原点回帰”を掲げています。過去の「ドラクエ」ファンは『XI S』に“ハマる”可能性がとても高いのです。
「ドラクエ」はファンの間で”1番ハマったタイトル”と”最後にプレイしたタイトル”がセットで語られることが多い作品です。「ドラクエ」は日本のRPGの金字塔でありながら、常に新しさに挑戦を続けていることにも特徴があります。変化について行くことに疲れて、卒業するファンも少なくないのです。
『XI』、『XI S』はそんな背景を踏まえた上で作られているとも言え、「しばらく離れていたけれど、やっぱり自分は『ドラクエ』が好きだった」と再認識させてくれる作品に仕上がっています。
多数のプラットフォームで遊べるようになる移植作発売の背景には、『XI S』がかつての「ドラクエ」ファンに猛プッシュする意欲作である”表れ”なのかもしれません。Windows10版も発売されることから、ゲーム機をひとつも持っていない”ゲームを卒業”してしまった人もプレイができます。レベル上げやダンジョン攻略に熱中した少年少女の頃を思い出し、もう一度「ドラクエ」の世界を旅してみてはいかがでしょうか。『XI S』は、「ゲームって、やっぱり楽しい!」と感じさせてくれるはずです。
(マグミクス編集部)
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