『ガンダム 閃ハサ』空中バトルをガンプラでイメージした写真が話題 撮影者のヨロンさんが制作背景とテーマを解説
フィギュアの収集と撮影を趣味として、定期的に「#オモ写」のタグをつけてX(旧:Twitter)に投稿している「ヨロン」さんが投稿したガンプラでイメージした『閃光のハサウェイ』のバトルシーンが多くの注目を集めています。
世界観の作り込みが凄すぎるガンダム&フィギュアアート

フィギュアの収集と撮影を趣味とする「ヨロン」さんが、「#オモ写」タグをつけてX(旧:Twitter)に投稿したガンプラ写真が話題を集めています。イメージしたのは『閃光のハサウェイ』のバトルシーン。ガンダムが空を飛ぶ様子や、迫力ある空中戦を切り取った写真は、とてもガンプラで撮影したとは思えない世界観を感じさせます。そんなヨロンさんに、制作秘話を聞きました。
――フィギュアの収集と撮影を始めたきっかけ、これまでの撮影歴を教えてください。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)というアメコミ映画シリーズにハマり、関連するアイテムやキャラクターのオモチャが欲しいと思っていたのですが、そんな時たまたま街で見かけたホットトイズというフィギュアメーカーの展示会が契機となりました。以降、もともと好きだった映画やアニメなど各コンテンツのオモチャを集めるようになりました。
撮影歴は大体13年ぐらいです。当時は届いたオモチャをmixiになんとなく投稿していました。ほどなく旧TwitterやInstagramに移り、そこでさらに多くの写真やさまざまな撮影形態を目にしてフィギュア撮影の視点が広がりました。
特にきっかけとなったのはホットケノービさん(X:@hotkenobi)という方の「#オモ写(オモチャの写真)」という投稿です。それまでに見たことがない工夫を凝らした撮影技術やアイデア、フィギュアならではの遊び方や世界観を収めた写真に魅了され、「こんな風にフィギュアを撮っている人もいるんだ! 自分もやってみたい!!」と思い、新たな気持ちでフィギュア撮影を始めました。
ちなみに「#オモ写」自体はクオリティーの話ではなく、単にジャンルを問わず、ただ“オモチャの写真”をシェアするタグと認識していただければ幸いです。上記のホットケノービさんが作られたのですが、タグが生まれて昨年の2025年11月24日でもう10年を迎えました。いまではタグを使用されている方々の輪もかなり広がったように思います。
私を含めAKIRAさん(X:@akiraskywalker3)という方を筆頭に、有志にて【#オモ写EXPO】という不定期のオンラインイベントも昨年より開催しているので、オモ写EXPOのXアカウント(X:@omoshaexpo2)をチェックしていただけると嬉しいです。
――作品投稿の頻度はどのくらいでしょうか?
本当にまちまちです。1か月の間に数枚投稿することもありますが、1枚程度or無しの場合もあります。決して投稿頻度が高いほうではありません。
――今回のガンプラ写真はとくに動きを感じさせます。どういったテーマを意識しましたか?
ありがとうございます。ガンダムの精巧でハイクオリティなプラモデルと、ジオラマやロケーションなどを組み合わせ実写映画のような雰囲気を出せたらと思い撮影しています。本来、ガンダムはアニメーションの中の存在なので、立体物というポテンシャルを活かしてその逆の表現を目指すのは燃えるものがあります。
――作品制作のアイデア、実際に仕上げるまでにどのような工程がありますか?
アイデアは主に映画やアニメなどそのコンテンツの映像作品、もしくはマンガ作品などです。何度も見返し劇中の世界観をイメージして自分の中で膨らませていく感じです。今までネット上や誌面で拝見してきた数々のイラスト、画集、コンセプトアート、模型制作をされている方のジオラマなどからもヒントを得ています。
なかでもここ数年オモ写を撮るなかでともに切磋琢磨してきた、いっとぅんさん(X:@ooYOSHIYUKIoo)という方からは多大な影響を受けています。決して自分だけの力で作り上げたものでありません。
工程ですが、まずネット検索で人の迷惑にならなそうなロケーションを選び、現地を訪れて実際に問題がないか下調べを行います(自宅敷地内で完結することもあります)。問題がなければオモチャとカメラ、場合によっては三脚スタンドや照明などの機材を用意します。
撮影地でベストな場所を見つけたらオモチャとカメラを軽くセットし、自分のイメージに合うまでオモチャとカメラの配置を調整。配置が完了したら撮影に入ります。
撮影後はスマホにデータを転送し、良さそうな写真を複数選び、Lightroomなどの写真編集アプリで編集、そのなかから1枚を選び完成となります。
――今回の投稿写真制作するにあたって工夫した点、大変だった点を教えてください。
今回取り上げていただいたガンプラ写真において工夫した点を強いて挙げるなら、ポータブルフォグマシンを使用したことです。撮影の際、ポータブルフォグマシンを使い被写体を煙で覆うとそれっぽい空気感が出せるのでオススメです。フォグマシンよりもうっすらとした煙にしたい場合、現地でフォグマシンの使用が難しい場合などは制汗スプレーを使うこともあります。
大変なのはやはりオモチャやカメラの配置の微調整ですかね。今回取り上げていただいたガンプラ写真の一部には、鉄道模型用のミニチュア人形を使用しているのですが、1/150スケールなのでとても小さく調整に苦労しました(笑)。
全体の構図も思い通りにいかないことが多く、イメージ通りの写真を撮ることはなかなか難しいです。ごく稀ですが、自分のイメージに近い写真が撮れた時は言葉にし難い達成感と嬉しさがあります。
――これまでの作品でとくにお気に入りをご紹介頂けますか?
すごく迷います……(笑)。今回取り上げていただいたガンプラ以外では、多くのフィギュアを使用したトランスフォーマー、スパイダーマンとヴィランの対決、スター・ウォーズのキャラクターを集合させたもの、船を追いかけるゴジラ、怪物と対峙するロード・オブ・ザ・リングのキャラクターの写真などです!
(乃木章)


















