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『蒼穹のファフナーTHE BEYOND』新作公開 開始直後から観客の身が持たない…

見るだけで「胃がズン」なのにファンを惹きつけてやまない理由は?

 オリジナルアニメ『蒼穹のファフナー』は2004年にTVシリーズ第1期が放送開始。その後、前述の『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』が放送、劇場版『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』をはさみ、2015年にTVシリーズ第2期『蒼穹のファフナー EXODUS』が放送されました。本作『蒼穹のファフナー THE BEYOND』はシリーズ15周年となる2019年5月に劇場先行上映が行われています。

「何も知らずに平和に暮らしていた主人公が、突如戦いに巻き込まれてロボットに乗り、戦うことになる」

 SFロボットアニメでは見慣れた展開ですが、「蒼穹のファフナー」シリーズは全編を通じて、想像を超える悲劇や絶望といった感情を見る人に与えてくるのが特徴。登場人物の退場に心が痛むのは当然なのですが、キャラクターへ感情移入させる描写が秀逸であるためにより一層「つらさ」が増すのでしょう。ほんの少しの希望を手に入れた瞬間を見たいがために、心が苦しくても惹きつけられる魅力が「蒼穹のファフナー」シリーズにはあります。

 未知の生命体「フェストゥム」に対抗できるロボット型兵器「ファフナー」に搭乗するのは、真壁一騎、遠見真矢(CV:松本まりか)をはじめとする若い命。ファフナーに乗り続けることでフェストゥムとの「同化」が進み、命が削られていきます。しかし彼らが戦う理由は「巻き込まれたから」ではなく、「愛する故郷と愛する人を守るため」。

 彼らの故郷は、懐かしい昭和の日本を彷彿とさせる「文化」を後世に残すために作られた楽園「竜宮島」です。人類との戦いのなかで、痛みや憎しみなど人の負の感情を覚えてしまったフェストゥムとの戦いはシリーズを重ねるごとに激化していきます。『蒼穹のファフナー THE BEYOND』は、残り3話。「竜宮島」を離れることを余儀なくされた人々は、故郷を取り戻せるのでしょうか……。愛すべきキャラクターたちが長い安息の日々を得られるのを信じて、最終話の公開までまたしばらく待つことになりそうです。

(マグミクス編集部)

【画像】胃薬が欲しいほどトラウマ展開が続く『ファフナー』の歴史

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