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動く実物大ガンダムは「本能」を呼び起こす! 巨大ロボットが感じさせた“畏れ”とは

ありったけの情熱と技術が注ぎこまれた機体

5G通信技術を利用し、「動く実物大ガンダム」のコクピットの視点を体験できる「GUNDAM Pilot View SoftBank 5G EXPERIENCE」 (C) 創通・サンライズ
5G通信技術を利用し、「動く実物大ガンダム」のコクピットの視点を体験できる「GUNDAM Pilot View SoftBank 5G EXPERIENCE」 (C) 創通・サンライズ

「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」のメインコンテンツは間違いなく等身大ガンダムです。しかしそれ以外にも、見どころはいくつも存在しています。

 特にお勧めしたいのが、動くガンダムの開発プロセスについての解説を見ることができる「ACADEMY」です。どうやって動くガンダムを作ったのか、どんな仕組みで動いているのか、投入されたさまざまな技術や建造の過程が、技術者の方々の言葉で語られています。「ガンダム」を愛する人たちがどれだけの情熱を注ぎ込んでここまでたどり着いたのかを知ることができる、貴重な展示なのです。

 おそらく、「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」でガンダムを見て感動した子供たちのなかから、次世代を担う開発者が出てくるでしょう。「ACADEMY」の展示はその子たちにとって、貴重な道しるべになる。そう思えるのです。

 そして見逃してはならないのが、実物大のパイロット目線を体験できるシミュレーターです。等身大ガンダムは動く際にある程度のストーリー付けがなされているのですが、ガンダムの動作を見ているだけでは内容が分かりづらくなっています。

 その内容が、このシミュレーターで補完される形になっており、起動の際に発生したトラブルがなんなのかを理解できるようになっています。こちらを体験しないと片手落ちになってしまいますので、もしガンダムを見に行かれた方は、忘れずにチェックしておいたほうがいいでしょう。どこかで聞いたことがある声のAIとともに、ガンダムの視点から横浜の街を見るのは、なかなかに楽しいものです。

 お台場・潮風公園に等身大ガンダムが初めて登場したのが2009年。ユニコーンガンダムがデストロイモードに変形できるようになったのが2017年。そして動くガンダムが登場したのは2020年と、巨大なガンダムの世界は着実に進歩を遂げています。自立歩行可能なガンダムがいつ登場するかは見当もつきませんが、40年前は人の心の中にしか存在しなかったものが、少しずつ現実になっているのは事実です。筆者の世代が間に合うかはわかりませんが、次の世代、そのまた次の世代の目が黒い内には、実現して欲しいと願っています。

(ライター 早川清一朗)

※「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」は2022年3月31日(木)まで公開予定。申し込み・問い合わせは公式サイトの情報をご確認下さい。

【画像】横浜港の各所から望める、実物大ガンダムの威容(5枚)

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