色んな理由で物議を醸した26年春アニメ「人選ぶな~」「原作と大分違うぞ」
さっそく盛り上がりを見せている2026年春アニメのなかには、原作改変や難解なストーリーへさまざまな意見が続々出ている作品もあります。どのような内容が話題になっているのか、振り返ります。
原作改変に予想外の制作方法など

4月も下旬に差し掛かり、ほとんどの2026年春クールのアニメが初回の放送を終えました。ネット上ではさまざまな感想が飛び交い、大胆な構成や尖った物語などで物議をかもし、話題になっている作品もあります。
※この記事は『リィンカーネーションの花弁』『NEEDY GIRL OVERDOSE』『魔物喰らいの冒険者~俺だけ魔物を喰らって強くなる~』『大賢者リドルの時間逆行』のネタバレを含みます。
アニメ『リィンカーネーションの花弁』(作:小西幹久)は、才能に飢える「扇寺東耶(CV:千葉翔也)」が、前世の才能を得られる「輪廻の枝」を使い才能を開花させた「廻り者」となって、戦いに身を投じる物語です。
第1話後半では、東耶が仲間のひとりと協力して粛清対象の廻り者と戦います。戦闘中に東耶は自身の才能を用いて仲間に悟られないよう相手の才能を盗み、敵味方関係なくあらゆる人物から才能を奪うという野心を露にしました。
インパクトの強い第1話だったものの、この内容は原作2巻中盤の内容にあたり、多くのシーンがカットされていたほか、原作ではこの戦闘中に東耶の仲間たちと敵組織の面々が対峙します。
最新2話ではカットされた内容が描かれ、原作ファンからは「原作と完全に別物」「駆け足すぎる」といった声もあがりました。なお、第1話の放送後に原作者の小西先生は、「漫画とはいろいろなところが違うと感じられたと思います。これはある意味、私の要望でありました。(中略)漫画とアニメ、それぞれの違うところをそれぞれに楽しんでいただければなと思います!」とコメントしています。
『リィンカーネーションの花弁』は、毎週木曜日24時30分よりTOKYO MXなどにて放送中です。
また、承認欲求が強い女の子を人気配信者に育て上げる同題ゲームが原作の、『NEEDY GIRL OVERDOSE』も話題です。トップ配信者「超てんちゃん」と配信者ユニット「カラマーゾフ」、コンセプトカフェで働く少女の3つの視点を中心に、彼女たちの日常や会話を通して配信文化や推し文化などの闇を描いています。
本作は、今のところは明確なストーリーはなく、動画配信者の持論やインフルエンサーの批評などを通して、さまざまな思想が語られていました。そのため、哲学的な作品と受け取る人も多く、「尖すぎて訳が分からない」「難解すぎる」と困惑する声も少なくありません。一方で、ネガティブな部分も赤裸々に語る内容に「重くてセンシティブなテーマをストレートに表現している」「会話がリアルで深い」と、評価する声もあがっています。
なお、続く第2話では、超てんちゃんとカラマーゾフがコラボイベントを開催するという第1話よりも分かりやすい内容になっていました。
『NEEDY GIRL OVERDOSE』は、毎週土曜日24時30分よりTOKYO MXやBS11などにて放送中です。
そのほか、『魔物喰らいの冒険者~俺だけ魔物を喰らって強くなる~』(原作:錬金王/キャラクター原案:かわく)と『大賢者リドルの時間逆行』(シナリオ:猫子/構成&線画:二鷹壱)の2作品は、作画に対してさまざまな意見がありました。
『魔物喰らいの冒険者』は魔物の肉を食べて新たなスキルを獲得する「ルード(CV:古川慎)」の活躍を描いています。また、『大賢者リドルの時間逆行』(シナリオ:猫子/構成&線画:二鷹壱)は、失った仲間や世界を時間遡行により取り戻そうとする「リドル(遡行後CV:榎木淳弥/遡行前CV:大塚明夫)」の奮闘を描いた作品です。
両作はどちらもマンガ原稿を直接アニメーション映像に変換する、「ライトアニメ」という手法で制作されています。事前に発表されていたことですが、知らずにキービジュアルに惹かれて観始めた人などからは、従来のアニメとは違う作画、動きに戸惑う声もありました。
なお、『魔物喰らいの冒険者』は最新第2話までに禁忌とされる魔物の肉を食べるようになった経緯が描かれ、『大賢者リドルの時間逆行』は、第2話で時間遡行に成功してかつての仲間と再会するも、大量のゴブリンと遭遇してしまいます。どちらもストーリーは評価されているため、今後の展開に注目です。
『魔物喰らいの冒険者~俺だけ魔物を喰らって強くなる~』は毎週木曜日25時よりTOKYO MXにて、『大賢者リドルの時間逆行』は毎週水曜日21時55分よりTVKにてそれぞれ放送中です。
(LUIS FIELD)
