「中盤での衝撃展開ヤバすぎ」天才原作者たちが仕掛ける、春アニメの”覇権候補”3選
2026年春アニメでは、各ジャンルを代表する人気原作者たちによる新作がそろい踏みとなりました。原作者の名前だけで期待が高まる豪華なラインアップとなっており、放送開始後はアニメファンから称賛や「覇権候補」の声が相次いでいます。
まだまだ謎多き大正怪奇ロマン

2026年春アニメではおよそ90本もの作品が放送中です。オリジナルアニメから、数々のヒット作を手がけてきた人気原作者による新作など、多彩なアニメが放送され、いずれも好評を博しています。春アニメも折り返し地点に差し掛かっているなかで、「今期の覇権」と視聴者から絶賛されている作品が複数ありました。
※本記事では『MAO』『黄泉のツガイ』『春夏秋冬代行者 春の舞』のネタバレを含みます。ご注意ください。
『MAO』は、『うる星やつら』『犬夜叉』などを生み出してきた高橋留美子先生の最新作です。本作は、幼い頃に事故で家族を失った令和の中学生「黄葉菜花(CV:川井田夏海)」が大正時代へタイムスリップし、「猫鬼の呪い」をともに背負う謎の陰陽師「摩緒(CV:梶裕貴)」との出会いをきっかけに、平安時代に起きた御降家崩壊の真相を追う物語です。
時代を超えた謎と怪奇が絡み合う独自の世界観は、「高橋先生の作品は外れない」「難解な物語を分かりやすく落とし込んでいてさすがすぎる」と好評です。
第8話「百火」では、摩緒のかつての兄弟子で、火の陰陽術を操る「百火(CV:下野紘)」が登場します。百火は900年生きており、作中ではかつて師匠から告げられた衝撃的な事実を語り始める場面も描かれました。連続2クールで放送されることもあり、摩緒の過去の全容や、まだ登場しない兄弟子たちなど、今後の展開に注目が集まっています。
アニメ『MAO』は、毎週土曜日23時45分よりNHK総合にて放送中です。
●実は現代作品な“裏切り”満載のツガイアニメ

続いて、『鋼の錬金術師』で知られる荒川弘先生による最新作『黄泉のツガイ』です。本作は、山奥の東村で生まれた双子の兄「ユル(CV:小野賢章)」と妹「アサ(CV:宮本侑芽)」を中心に、「ツガイ」と呼ばれる霊的存在を巡るバトルと陰謀が交錯する物語です。
物語の冒頭、電気も通っていないのどかな東村に、突如として銃やヘリコプターといった現代兵器で武装した人が村を襲います。「突然の襲撃」や「外の世界が現代」、「妹が偽物」など、衝撃展開の連続が、荒川作品らしい巧みな世界観として話題を呼びました。
第7話ではアサが「一度死んでいる」事実が発覚。実は、長い間、東村の刺客に命を狙われていたのです。そしてふたりは、自身の両親の行方を探すため、動き始めます。
本作は、現代社会の生活に戸惑うユルやツガイの「左右様」のリアクションも話題です。SNS上では、「文明に差がありすぎていちいち面白い」「理解させるための他のキャラたちもひと苦労なの笑う」などの声があがり、重厚な物語とはまた違った魅力も注目されているようです。
アニメ『黄泉のツガイ』は毎週土曜日23時30分よりTOKYO MXほかにて放送中です。
●繊細な世界観で紡ぐ四季の物語に「作家性爆発」

アニメ『春夏秋冬代行者 春の舞』は、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』で知られる暁佳奈先生のライトノベルを原作とした作品です。四季を司る「代行者」たちが各地に季節を巡らせる世界を舞台に、10年ぶりに帰還した春の代行者「花葉雛菊(CV:貫井柚佳)」が、護衛官「姫鷹さくら(CV:青山吉能)」とともに春を届ける姿が描かれます。
本作は、繊細な感情描写と幻想的な世界観が幅広い層から支持を集めており、ネット上では「セリフ回しが美しすぎる」「暁先生の作家性が爆発している」といった声もあがっていました。
第7話では、10年前に行方不明となった雛菊の事件と同じように、秋の代行者「祝月撫子(CV:澤田姫)」が姿を消しました。第9話では、秋の護衛官「阿左美竜胆(CV:八代拓)」が主を失った喪失感に苛まれる姿が描かれ、多くの視聴者が胸を痛めました。幻想的な世界観のなかで描かれる切ない人間ドラマも、本作の魅力のひとつとなっているようです。
アニメ『春夏秋冬代行者 春の舞』は毎週土曜日24時よりTOKYO MXほかにて放送中です。
(LUIS FIELD)
