『ガンダム』もはや一般常識? アニメ未登場ながら知名度バツグンな「シャア専用機」
アニメ本編には登場していない「シャア専用機」、そのなかでも「ガンダム」ファンなら多くが知っている知名度バツグンな2機を振り返ります。いずれも小説版の物語を大いに彩る機体です。
小説版だけに登場した、幻のシャア専用機

マクドナルドの、毎年この季節限定のメニュー「チキンタツタ」、2026年はアニメ『機動戦士ガンダム』とのコラボで大いに話題となっています。4月15日には同社公式X(旧:Twitter)アカウントに「シャア専用ボックス!」というテキストが添えられた、「タルタル油淋鶏風チキンタツタ」の商品パッケージ画像が投稿され、SNSなどでは「またシャア専用が増えたw」といった反応が見られました。
ご存じのように、これまで「シャア専用」とつくコラボ商品は、クルマからヘアケア商品まで多岐にわたり登場してきました。そもそもの「シャア専用」であるところのモビルスーツ(MS)も実に多彩で、たとえば「サザビー」(『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』)のように、「シャア専用」とは名乗っていなくとも、シャアのために建造された専用機もあり、さらには映像化されていない「ガンダム」シリーズ作品にも専用機が見られます。
アニメ本編では観られない専用機のなかでも特に広く知られるのが、富野由悠季監督の手による小説版に登場した2機でしょう。いずれも、ゲームではすっかりおなじみの機体といえます。
ひとつは「シャア専用リック・ドム」です。1979年に朝日ソノラマから刊行された小説版『機動戦士ガンダム』(現在は角川スニーカー文庫に継承)に登場し、シャアが一年戦争において最後に搭乗した機体として描かれています。同小説版では「ゲルググ」が未登場のため、シャア専用リック・ドムが実質的なジオン軍最強MSという位置付けといえるでしょう。
シャアのパーソナルカラーである赤に塗られており、主装備のビーム・バズーカの火力は高く、シャア率いるニュータイプ部隊がガンダムを撃墜する描写もありました。「ガンダム」ブームの時期に広く読まれた作品だけに、アニメ未登場ながら知名度は高く、ガンプラをはじめ立体化の機会にも恵まれています。
もうひとつが「ナイチンゲール」です。映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の脚本初稿をベースにした小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』(KADOKAWA)に登場した機体で、「サザビー」に代わりシャアが搭乗する機体として描かれています。アニメ本編には登場しないものの、同小説でアムロが乗った「RX-93-ν2 Hi-νガンダム」とともに、ファンのあいだでは幻の最強MSとして長く語り継がれてきました。
近年は映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』シリーズが展開され、その原典たる原作小説、そしてその小説の直接の前作にあたる『ベルトーチカ・チルドレン』にも注目が集まっており、「ナイチンゲール」の知名度もさらに高まっているといえるでしょう。
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このほかにも、かつての「ガンダム」ブーム期に刊行された絵本に描かれた「シャア専用グフ」、ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズに登場する「キャスバル専用ガンダム」や「シャア専用ギャン」など、アニメ本編では観られないシャア専用機は数多く存在します。
(マグミクス編集部 ガンダム担当)






















