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『テレビマガジン』が50周年。ライダーもマジンガーも、ブームは誌面から巻き起こった

マジンガー、ミクロマン、トランスフォーマーもブームに

仮面ライダーとともに歩んできた「テレビマガジン」50年の節目に刊行される「テレビマガジンデラックス252 決定版 全仮面ライダー完全超百科」(講談社)
仮面ライダーとともに歩んできた「テレビマガジン」50年の節目に刊行される「テレビマガジンデラックス252 決定版 全仮面ライダー完全超百科」(講談社)

「テレマガ」では『仮面ライダー』の人気がまだあるころから、次の人気作品となるものを求めていました。それが前述した『マジンガーZ』です。

 もともと「週刊少年ジャンプ」で連載していたことから、「テレマガ」ではアニメ放送直後はそれほど大きく扱えませんでした。しかし、「ジャンプ」での連載終了、「テレマガ」でのマンガ連載開始という流れになり、『マジンガーZ』は『仮面ライダー』と並ぶ「テレマガ」の看板作品となります。

 特にカラーグラビア記事の力の入れようは『仮面ライダー』以上で、実写ではできなかったイラストならではの展開は大きな反響を生みました。マジンガーシリーズの人気キャラとなったボスボロットも、「テレマガ」でデザインを一般公募されています。しかし、後に永井豪先生がご自身でデザインしていたことをマンガの中で明かしていました。このボスボロットの人気は高く、『ジャンジャジャ~ン ボスボロットだい』『おなり~っ ボロッ殿だい』といったスピンオフマンガが連載されます。

 しかし、人気というものは浮き沈みのあるもの。やがてライダーシリーズ、マジンガーシリーズともに終息を迎えました。その後の「テレマガ」を支えたのがTV作品ではなく、オモチャのみで展開していた『ミクロマン』です。森藤よしひろ先生によるコミカライズは当時、パンフレットなどで概要しか明かされていなかった作品世界にストーリーを組み込むことに成功しました。中期のころには商品化される前のオモチャも先に登場して、プロモーションとしても大成功をおさめます。

 この頃にライバル関係となる小学館から「てれびくん」も創刊されました。そして、時代はスーパーカーブームとなり、これに合わせてすがやみつる先生の『ひみつ指令マシン刑事999』が連載されます。その続編『ラジコン探偵団』も大きなブームではありませんが、ラジコンブームの先駆けとして人気がありました。

 それからアニメブームが到来、TV放送時から掲載されていたことで『機動戦士ガンダム』が注目されます。ただ「テレマガ」の読者とは対象年齢に開きがあったことから大きくは特集せず、対象年齢を小学生高学年に向けた兄弟雑誌「コミックボンボン」が創刊されました。

 こうして「ボンボン」との対象年齢の差別化により、低学年向けに舵を切った「テレマガ」は、以前ほど誌面構成に力を入れることが少なくなっていきます。その後、もっとも「テレマガ」が対象年齢以外の層から話題になったのが『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』でしょうか。

 当初は海外作品だったことから絵素材が少なく、『トランスフォーマー』はほとんど描き起こしという誌面構成になります。しかし、担当していたスタジオOXの暴走ともいえるハイクオリティなイラストに、ハイターゲット層が注目しました。結果、アニメ作品とオモチャの人気との相乗効果で「テレマガ」表紙の中央を飾るほどのコンテンツとなります。

「テレマガ」で興味のあった作品は時代によってさまざまですが、今でも同じ作品の話で盛り上がる共通のきっかけになる雑誌だったと思います。

(加々美利治)

【画像】「テレマガ」といえば仮面ライダー。1号から「リバイス」まで登場の誌面は、放送当時の色味も再現(5枚)

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