『機動戦士ガンダム』35話「ソロモン攻略戦」 戦場を「光」で切り裂いた連邦軍の新兵器
「アムロは……違うわ、あの人は」

ホワイトベース隊からも、ガンダム・ガンキャノン・ガンタンク。そしてセイラとスレッガーが搭乗するGファイター2機が出撃します。コンスコン艦隊との戦いではハヤトがコア・ファイターで出撃していたため、このソロモン戦がホワイトベース隊としては最初で最後の全力出撃となりました。
ムサイやザク、ドム……目の前に現れた敵を次々と撃沈・撃墜していくアムロたち。ジオン軍もザク・ドム・ガトル戦闘爆撃機や衛星ミサイルで激しい抵抗を見せ、敵味方の損害が拡大していきます。そのような状況下、連邦軍の主力、ティアンム艦隊が準備していた連邦軍の新兵器であるソーラー・システムが発動し、ソロモンとジオン軍を焼き払います。連邦側も無傷ではなく、ここまで被弾しながらも奮闘していたガンタンクがガトル戦闘爆撃機の攻撃でコクピットを損傷し、ハヤトが負傷。弾薬も切れてしまい後退を余儀なくされ、ホワイトベース隊の戦力は11パーセント低下してしまいました。
ハヤトが負傷したことを知ったフラウは治療に向かい、ハヤトがアムロに向けるライバル心と挫折を知って、「アムロは……違うわ、あの人は」と語り掛けます。アムロと仲がよかったはずのフラウのなかにも、アムロを「あの人」と呼ぶ気持ちが芽生えてしまっていたのです。
ひとりひとりの想いをよそに、激戦は続きます。ソーラー・システムのダメージによりソロモンを守り切れぬと悟ったドズルはミネバたちを脱出させましたが、このことは後のシリーズに繋がる大きな伏線となりました。アムロは行きがけの駄賃とばかりに目の前のムサイを撃沈し、ついにソロモンに取りつきます。ドズルは残された味方を鼓舞し、決戦のためにビグサムのもとへと向かうのでした。
(早川清一朗)