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20周年『キングダム ハーツ』心にしみる名言3選 繋がる心の大切さをソラに学んだ

2022年3月28日は、PlayStation 2用ソフト『キングダム ハーツ』の20回目の誕生日です。スクウェア(現スクウェア・エニックス)とディズニー作品が夢の共演を果たした本作の魅力を、作中キャラクターが発した印象深い名言と共に振り返ります。

心に焼き付いた『キングダム ハーツ』の名セリフ

PlayStation2用ソフト『KINGDOM HEARTS(キングダム ハーツ)』(スクウェア)
PlayStation2用ソフト『KINGDOM HEARTS(キングダム ハーツ)』(スクウェア)

 スクウェア(現:スクウェア・エニックス)とディズニーがタッグを組んだPlayStation2用ソフト『キングダムハーツ』(以下、KH)も、2002年3月28日の発売から早いもので20年が経ちました。主要キャラクターがディズニー作品の世界を巡る『KH』は発売当時から大きな注目を集め、10作以上の展開を見せる人気シリーズへと成長。物語の節目を飾った最新ナンバリング『キングダムハーツIII』も累計販売500万本(世界市場)を達成しています。

 今回は、シリーズ一作目『KH』の登場キャラクターが発したセリフのうち、筆者が特に心を惹かれた名言を3つピックアップ。発言時のバックボーンを踏まえつつ、味わい深い名言の魅力をご紹介します。

●3人そろってはじめて英雄なんだ(ヘラクレス)

 最初にご紹介する名言「君たちは3人そろってはじめて英雄なんだ」は、オリンポスコロシアムでの戦いを勝ち抜いたソラ一行を称える「ヘラクレス」のセリフです。「心の強さとは何か?」という問いかけに対し、「心の強さはドナルドとグーフィーのことだ」と返答するソラ。その答えに疑問を感じたフィル(ディズニーキャラ)を制しつつ、ヘラクレスは「これから何があろうとも、君たちなら最後までやりぬける」とソラたちを激励しました。

『KH』の主人公「ソラ」は14歳の少年ということもあり、まだまだ精神的に未熟なお調子者。彼を支えるのがディズニーキャラクターの「ドナルド」と「グーフィー」で、本作では彼らが紆余曲折の末に関係を深めていく様子が丁寧に描かれています。

 上記は、そんな彼らを尊重するヘラクレスの心遣いが現れたセリフ。理想を追い求める姿がアニメ映画で克明に描かれたヘラクレスだからこそ、より重みが増した名言と言えるでしょう。

●繋がる心が俺の力だ!(ソラ)

 ホロウバスティオンでの重要なイベント以降、一貫して「KH」シリーズに受け継がれているのが、ソラの名言「つながる心が俺の力だ!」です。ソラは兄貴分であり親友の「リク」と再会するも、闇に飲まれたリクを救うことができず、自身もキーブレードを持つことができなくなってしまいます。

 しかし、万事休すのところでグーフィーとドナルドがかけつけ、「本当に大切なのは仲間と繋がる心」だと自覚します。心の力を忘れなかったソラをマスターに選んだのか、リクの手元を離れたキーブレードが再びソラの手中へ収まることになりました。

 オリンポスコロシアムでヘラクレスに語った気持ちを体現し、仮そめの所有者ではなく、真のキーブレード使いに選ばれたソラ。以降のシリーズでも「繋がる心……」は局所的にフィーチャーされており、2010年1月に発売された『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』では、主人公の「ヴェントス」がラストバトルにて同様のセリフを発しています。

●忘れないで いつでもそばにいること(カイリ)

 最後にご紹介するのは、ソラとリクの幼なじみであり「KH」シリーズのヒロインでもある「カイリ」のセリフ。ソラはホロウバスティオンにてハートレスと化してしまうも、カイリの助けを借りて姿を取り戻すことに成功します。その後、トラヴァースタウンの地下洞窟に刻まれた壁画を前に、ふたりはお互いの胸中を語り合いました。

 自身の戦いに同行しようとするカイリに対し、大切な幼なじみを危険な目に合わせまいと断るソラ。一方のカイリはソラの決意を受け入れ、約束のお守りを手渡しながら優しく語りかけます。

「忘れないで 私が いつでもそばにいること」。カイリの想いを受け取ったソラは、エンディングにて「俺はいつでもそばにいるよ」と返し、居場所が離れても心のつながりは離れない、離さないことをカイリへ伝えました。印象深いフレーズが本編ラストになって再出するだけでなく、心と身体(手を触れ合う)をつなげて気持ちを確かめ合う光景に、否応なく心を揺さぶられた方も多かったのではないでしょうか。

(龍田優貴)

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