倉田雅弘の記事一覧
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『千と千尋』の陰で… 庵野秀明監督と細田守監督の「ジブリ作品」が幻となったワケ
2024.01.04全世界で大ヒットし、アニメ史、映画史に残る記録を打ち立てた『千と千尋の神隠し』の制作が進んでいた当時、庵野秀明監督、細田守監督による「ジブリ作品」の企画が進められていました。なぜ両作品は「幻」となってしまったのでしょうか。
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「ジブリ作品=宮崎アニメ」のイメージはいつできた? 『海がきこえる』と『耳すま』に転機が
2023.12.24「スタジオジブリ作品」と聞くと、宮崎駿監督作品のタイトルや絵が思い浮かぶ人は多いでしょう。しかし同スタジオには他にも監督をつとめたクリエイターが少なからずいました。そうしたイメージが出来上がったきっかけには、ジブリの「後継者育成」という複雑な歴史が関係していました。
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「原稿料では生活費すら賄えない」 漫画家の「収益構造」は現在どうなっているのか?
2023.11.14漫画雑誌の誕生やマンガブームなどの変化のなかで、漫画家の収益構造は変化してきました。しかし、近年の物価高や制作コスト上昇に対して、原稿料や印税など漫画家の「収益構造」は対応できているのでしょうか? 1950年代から現在までの変化を追います。
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ジブリ「後継者育成の失敗」には長い歴史があった 押井守、片渕須直の「監督作品」も幻に?
2023.11.04スタジオジブリが日本テレビの子会社になることが発表された際に、鈴木敏夫氏が記者会見の場で「後継者育成がことごとく失敗に終わった」と述べていました。歴史をひもとくと、ジブリは意外なほど早くから若手育成に力を入れていたことがわかります。
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想像以上に深い「スタジオジブリと日本テレビ」の関係 ヒットの陰に「ジブリ愛」熱烈な社員たち
2023.09.27スタジオジブリの「日テレ子会社化」の報道は大きな注目を集めています。多くのジブリ作品が「金ロー」で放送されてきましたが、両者の関係は想像以上に深いものがありました。
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「マンガ選び」の道しるべ、4つの「漫画賞」の歩き方 「違い」を知れば見つけやすくなる?
2023.07.09マンガ作品の数も情報の量も膨大になりつつある現在、定期的に開催されている「漫画賞」は、自分が読みたいマンガを探すのに役立つ道しるべになります。が、選考者や投票方法にはそれぞれ違いが。比較的最近創設された4つの漫画賞を解説します。
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四コマなのに…『ののちゃん』いしいひさいち氏の自費出版本に「言い知れぬ感動」
2023.01.26『となりの山田くん』や『ののちゃん』などで知られる漫画家・いしいひさいち氏が自費出版したストーリーマンガ『ROCA』が広く称賛を集めています。同作には大人世代の読者の心をゆさぶる「感情」が丁寧に描かれていて……?
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大ヒットマンガの「連載引き延ばし」が近年減ったように感じる理由
2022.12.29人気絶頂のなか、23巻で完結した『鬼滅の刃』のように、近年では人気作品の「連載引き延ばし」を行わず、作品をきれいに完結させる傾向を感じませんか? その理由を、マンガと作家を取り巻く環境の変化からひもといていきます。
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荒れがちな「声優交替」 最近の『ガンダム』では平穏だったワケ
2022.12.23大人気のアニメシリーズで、主人公やメインキャラの「声優交替」が起こると、ファンの間で議論が起こることがしばしばあります。しかし、最近のガンダム作品では、「声優交替」について繊細な配慮がありました。今後の声優交替の成否を握るその取り組みとは…?
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ジブリとルーカス、コラボの背後に「奇妙な縁」 宮崎駿監督と40年以上の繋がりも?
2022.12.10スタジオジブリが『スター・ウォーズ』の世界を描いた短編アニメ『禅 グローグーとマックロクロスケ』が、配信サービス「Disney+」で好評配信中です。ルーカスフィルムとスタジオジブリ、この奇跡のコラボはなぜ実現したのでしょう。そして宮崎駿監督とルーカスフィルムの奇妙な縁とは?