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『Bラッパーズ ストリート』強気な展開の理由 子供にとってラップはすでに身近なもの?

ラップが身近になった背景に”あのアイドル”?

ラップと作中の音楽を手がけるラップグループ「P.O.P」(C)BRS/BRSA
ラップと作中の音楽を手がけるラップグループ「P.O.P」(C)BRS/BRSA

 近年、ラップやダンスをテーマに扱った作品は、メディアを問わず人気のジャンルになりつつあります。

 例えば、J-POPからアニメソングに至るまで多様なジャンルの音楽製作を手がけるキングレコード株式会社が手がける『ヒプノシスマイク』は、男性声優12人による”史上初のラップ音楽CD企画”として2017年に始動。女性層を中心に熱い支持を受け続け、2018年7月18日に発売されたアルバム「Fling Posse VS 麻天狼」は、オリコンデジタルアルバムランキング1位、全体のCDアルバムランキングでも3位を獲得する快挙を達成しています。

 一方、コロコロコミックの読者層に近い子供世代にとっても、ラップやダンスなどを内包する、いわゆる「ヒップホップ文化」が身近になってきています。

 国民的人気グループ「EXILE」のÜSAとTETSUYAがダンス初心者の子供にストリートダンスを教える「Eダンスアカデミー」(NHK Eテレ)が人気を博し、2012(平成24)年からは中学校の体育授業で”ダンス”が必修化され、学校が選択して指定する3つダンスのなかに「現代的なリズムのダンス」が入っています。「現代的なリズムのダンス」とはヒップホップダンスのことを指し、まさにラップミュージックとは切っても切り離せない存在です。

『Bラッパーズ ストリート』の積極的な展開の背景には、現在の日本の子供たちにラップミュージックが受け入れられやすい状況が生まれているのではないか? と考えることができるのです。

『Bラッパーズ ストリート』アニメ版は4月11日から、テレビ東京系列「おはスタ」内の新コーナー「きゃらスタ」にて、毎週木曜日午前7:05から放送されます。

(マグミクス編集部)

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