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ガンダムの名が付いてないのに「実はガンダム」な機体3選 「モノアイだけどいいの?」

『閃光のハサウェイ』にも「実はガンダム」な機体が!

「HGUC ペーネロペー 1/144スケール」(バンダイ スピリッツ)
「HGUC ペーネロペー 1/144スケール」(バンダイ スピリッツ)

●「RX-104FF ペーネロペー」

 富野由悠季監督の小説作品『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」にてレーン・エイムが搭乗する試作モビルスーツ、ペーネロペー。なんとも可愛らしい響きの名前ですが、ハサウェイの乗る「Ξ(クスィー)ガンダム」の兄弟機にあたる機体で、単独で大気圏内飛行が可能な第5世代モビルスーツに相当します。

 その巨大な体躯と異形のシルエットは、どちらかと言うとモビルアーマーのようにも見えるのですが、これは飛行用の大型装備「FF(フィックスド・フライト)ユニット」によるもの。これを分離すると「中の人」は、意外にもスタンダードなモビルスーツの形をしていることがわかります。

 実はペーネロペーのこの設定、小説刊行時には存在しないものでした。10数年後に発売されたガンダム関連グッズ上のとある記載で初めて明らかになったものなのです。それによると、本来の機体名は「オデュッセウスガンダム」であり、FFユニットを装備した状態を「ペーネロペー」と呼んでいるそうです。やはりペーネロペーも、しっかりガンダムだったようです。

 なお『閃光のハサウェイ』よりもさらに後の時代である、宇宙世紀200年頃を描いた小説作品『ガイア・ギア』(著:富野由悠季)にもクスィーガンダムやペーネロペーと同じく第5世代モビルスーツという設定を持つ機体「ゾーリン・ソール」が登場します。これが「ガンダム」なのかどうかは今のところ、明らかになっていません。はるか未来において「ガンダム伝説」はどのように語られていたのか、想像に楽しいところではありますね。

(ひびき)

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