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『ガンダム』一年戦争で終わってしまったアムロとフラウの関係 決定的だった場面は?

「あの人は。私たちとは違うのよ」

アムロとフラウのフィギュアがセットになった「G.M.G(ガンダムミリタリージェネレーション) 機動戦士ガンダム 地球連邦軍 07 アムロ・レイ&フラウ・ボゥ」(メガハウス)
アムロとフラウのフィギュアがセットになった「G.M.G(ガンダムミリタリージェネレーション) 機動戦士ガンダム 地球連邦軍 07 アムロ・レイ&フラウ・ボゥ」(メガハウス)

 フラウは24話「迫撃! トリプルドム」で、セイラ・マスがGファイターのパイロットとなってからは通信士の役割を担うようになります。26話「復活のシャア」ではアムロから「話し方がセイラさんに似てきた」と軽口を叩かれており、このころはまだ両者の関係に目立った変化は見られません。

 両者の関係が決定的に離れ始めたのは、35話「ソロモン攻略戦」になるでしょう。戦いの最中、幼馴染であるハヤト・コバヤシが被弾して負傷したことを知ったフラウは、ハヤトの手当てに向かいます。

 アムロへの対抗心を口にしながらも、まるで敵わず涙するハヤトに、フラウは「アムロは……違うわあの人は。私たちとは違うのよ」と、寂しげな目をして語りかけたのです。それは、フラウがアムロに対する気持ちを抑え込んだようにも、あきらめたようにも見えるシーンでした。

 それからはアムロとフラウはふたりで話す機会もなくなったようで、37話「テキサスの攻防」ではアムロがフラウに血圧を測ってもらいながら「いつからだっけ? 僕ら、話しなくなって」と語りかけています。

 このとき最初フラウはあまりアムロの顔を見ようとはせず、たわいない会話の中で「あたしなんかには届かなくなっちゃったのね」と決別の言葉を投げかけています。もはや子供時代のままではいられなくなったことを、フラウははっきりと自覚してしまったのでしょう。

 最終話「脱出」で、アムロはフラウに「僕の好きなフラウ」と語り掛け、戦場からの離脱を促します。アムロがフラウへ正直に気持ちを伝えたのは、ふたりの関係が終わりを告げた後でした。これは、アムロにとってひとつのケジメだったのでしょう。

 一年戦争後、アムロは地球連邦によって軟禁され、フラウはハヤトと結婚し、フラウ・コバヤシとなりました。『機動戦士Zガンダム』ではハヤトとの子供を妊娠した状態でアムロとの再会を果たし、戦場へと戻るアムロを見送っています。劇場版『機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛』では最後にアムロとともに登場し、地球から戦争の終結を見守っているシーンも追加されました。

 アムロとともに戦場に放り込まれ、生き延びていくなかで決別を選択したフラウ・ボゥ。もしザクのパイロットであるジーンが無謀な攻撃を選択していなかったら、このふたりの関係はどうなっていたのでしょうか? 想像でしかありませんが、案外あっさりと結婚し、その後もずっとフラウはアムロの面倒を見続けていたかもしれません。

(ゆうむら)

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