自宅で母を看取った作者が描く若年層の介護体験記! 『20代、親を看取る。』発売
家族の介護が社会的話題になるなか、20代にして母親を看取るまで自宅介護したキクチさんのコミックエッセイ『20代、親を看取る。』が発売されました。父親とふたり、母親を介護するリアルな姿や葛藤が描かれます。
20代、もしも母の余命が残りわずかだと知ったら…?
KADOKAWAは2023年5月24日(水)、コミックエッセイ『20代、親を看取る。』(著:キクチ)を発売しました。
母親が脳腫瘍を患い、転院先や治療法など様々な選択肢を模索していた作者のキクチさんは、その中で、母の余命が3か月であることを告げられます。「最期の時間を家族3人で過ごそう」と決めたキクチさんと父親は、自宅介護することを決意しました。しかしながら慣れないことだらけでハプニング続出、キクチさんと父親ふたりが奮闘する様子や、介護家族の苦労が描かれます。
また、自宅介護を通して複雑に揺れ動く感情も繊細に描写されており、「生きていてほしいけど、早くこの日々が終わってほしい」といった葛藤を抱えながら「看取り」と向き合っていく姿は切実で、似たような経験がある人はもちろん、まだ「親の死」を考えたことがない人にとっても共感できるといいます。
オールカラーA6判、176ページで価格は1430円(税込)です。
(マグミクス編集部)