もうヤメて! 絶対使われたくなかったドラクエ3「恐怖の呪文」3選
1988年にファミコンで発売された国民的RPG『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』には、やっかいな呪文を唱える敵が多数登場します。思わず「やめて! 唱えないで!」と口にした経験のある方も多いのではないでしょうか? そんな嫌だった呪文を振り返ります。
呪文の使い手が出現するだけで肝が冷える?

1988年に発売された『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(以下、『ドラクエ3』)は、ファミコン世代の多くのプレイヤーに愛された国民的RPGです。
自分でパーティメンバーを選べるシステムや、途中で職業を変更できる転職システムなど、前作までには無かった新要素が加わり、発売日に長蛇の列ができる程の人気を集めました。
『ドラクエ3』はモンスターの種類が前作から大幅に増え、バリエーションに富んだ攻撃を繰り出してきます。そこで本記事では、思わず「やめて! 唱えないで!」と祈りたくなるほどやっかいだった、敵の呪文を紹介します。
最初に紹介する呪文は「メガンテ」です。『ドラクエ3』のメガンテは、自分の命と引き換えに相手を死亡または瀕死の状態にする自己犠牲呪文でした。
この呪文自体は、前作の『ドラクエ2』からありましたが、『ドラクエ3』からは「メガンテ」の代名詞ともいえるモンスター「ばくだんいわ」が登場しました。
遭遇当初のばくだんいわは、「ようすをみている」だけで何もしてきませんが、一定以上のダメージを与えると突然メガンテを唱え、プレイヤー側が全滅させられることも珍しくありません。
そんな恐ろしいメガンテの使い手に対し、プレイヤーからは「ばくだんいわにパーティを壊滅させられて以来トラウマ」「今日は自爆しないでと祈った」などの声があがっており、恐れられています。
ふたつ目の呪文は「バシルーラ」です。バシルーラは『ドラクエ3』で初登場した呪文で、対象を吹き飛ばし、その戦闘から強制的に退場させる効果があります。
しかも仲間がバシルーラで飛ばされた場合、死亡したわけではないので蘇生呪文などで復活させることもできず、戦闘に復帰させる手段がないという意味で、死亡する以上にやっかいです。
また、バシルーラで飛ばされた仲間はルイーダの酒場にいるので、この呪文を食らってしまうと冒険を一時中断して、ルイーダの酒場まで迎えに行かなくてはなりません。毎回、最初の街「アリアハン」まで戻るはめになるのは相当なストレスでした。
実際プレイヤーからもバシルーラを嫌がる声は多く「ルイーダの酒場まで迎えに行かなきゃいけないのが面倒」「バラモスのバシルーラが嫌」といった嘆きの声があがっています。
最後に紹介するのは、こちらも『ドラクエ3』で初登場した呪文「メダパニ」です。相手1体を混乱させる効果があり、仲間が混乱させられるとかなり危険な呪文でした。
混乱状態に陥った仲間は同士討ちをするため、強力な味方が混乱するほどパーティ壊滅の危険性が高まります。このメダパニの呪文を食らって、状態異常の恐ろしさを改めて思い知ったプレイヤーも多いことでしょう。
メダパニを使ってくるおかげで「げんじゅつし」や「きめんどうし」などが嫌いというプレイヤーも多く、「状態異常の恐ろしさをトラウマレベルで植えつけられた」「全滅した要因で多かったのは『メダパニ』」との声があがるのも納得です。
『ドラクエ3』で新たに追加された呪文には状態異常系の呪文も多く、それをきっかけにパーティを全滅させられたプレイヤーも多いことでしょう。皆さんが『ドラクエ3』を遊んだとき、一番やっかいに感じた呪文は何でしたか?
(LUIS FIELD)