『グランツーリスモ7』アップデート 新車は22年型「シビック」Type Rなど3車種を追加
PS5/PS4『グランツーリスモ7』のアップデートデータが配信されました。新規収録車種として「SEMAショー」生まれのカスタムカーなど3車種、カフェのエクストラメニュー、スケープスのスポットなどが追加されています。
マツダの新たなGr.4カーも登場!

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は2023年9月28日(木)、同社のPlayStation 5/PlayStation 4用ソフト『グランツーリスモ7』について、同日15時より「新規収録車種」「カフェのエクストラメニュー」「スケープスの特集」の追加を含むアップデートデータを配信するとアナウンスしました。
同作は2022年3月4日に発売された、ドライビングシミュレータシリーズの最新作です。PS5、PS4用にパッケージ版、ダウンロード版、またデラックスエディションなどをラインナップしています。
28日付アップデートでは、新規収録車種として「ガレージ RCR シビック」「ホンダ シビック Type R ’22」「MAZDA3 Gr.4」を追加、カフェのエクストラメニューに「No.29 コレクション『ポルシェのスーパーカー』(コレクターズレベル42以上)」「No.30 コレクション『GR』(コレクターズレベル39以上)」を追加、スケープスのブランドセントラル「日産」関連スポットに、新たに29のスポットを追加するとのことです。それらアップデート内容を紹介するトレーラーも公開されました。

新規収録車種の詳細をチェック!
以下、公開された資料より新規収録車種の内容を見ていきます。
■「ガレージ RCR シビック 8」(ブランドセントラルで購入可能)
JDMの流儀にのっとったサーキットアタック専用シビック。
日本の高性能コンパクトカーは世界的に人気が高く、JDM(Japan Domestic Market)というカテゴリーが成立するほどです。2017年の「SEMAショー」で、出展車両の中から優れたカスタムカーに与えられる「グランツーリスモ・アワード」を獲得したこのホンダ「シビック」も、そんなJDM流のカスタムを施した1台です。
オーナーのフィリップ・ロブレス氏は 2006年にほぼノーマルの状態の1992年式EG型「シビック」を購入し、息子のジェシーと一緒にコツコツとカスタムを行なってきました。目的は、アメリカ西南地方にあるサーキットで、タイムアタックとタイムトライアルクラスのイベントへと参戦することでした。
2017年、アメリカでチューニングパーツの輸入販売を手がけるマッキン・インダストリーの誘いでシビックを「SEMA」で展示することになり、それをきっかけにさらにカスタムを磨き上げました。
最も目立つのは、日本発のエアロブランド「PANDEM(パンデム)」のワイドボディキットとフロントスプリッター、リアウィング、そして、同じく日本発のチューナー「ジェイズレーシング」製をベースとした迫力のカーボンボンネット。インテリアは内装を綺麗に剥ぎ取ってロールケージを張り巡らせ、シートは完全なバケット型です。
エンジンは、ホンダのK24型直列4気筒へとスワップ。2017年の「SEMAショー」登場時は自然吸気でしたが、のちにターボ化をはじめとしたチューニングを実施。大幅なパワーアップを果たしています。トランスミッションは、K型向けのクワイフ製5速シーケンシャルミッションを組み合わせています。ブレーキは前後ともにブレンボ製キャリパーを備える大容量のシステムへとアップデート。もちろんサスペンションもサーキット仕様です。