なぜサンライズの巨大ロボットの色は、赤・青・黄? 世代越えて愛されるトリコロールカラー誕生秘話
ガンダムをはじめとしサンライズの巨大ロボットの色といえば、トリコロールカラーです。『マジンガーZ』のように黒、グレーといった重厚な配色もありえたようにも思えますが、なぜこの色を採用したのでしょうか。
『マジンガーZ』とは対照的?

古くは『鉄人28号』から始まった、日本のTVアニメの巨大スーパーロボット。
その後、特撮番組などを経て、次に注目と人気を集めたのが、ご存じ『マジンガーZ』です。TVアニメと雑誌の連載マンガ、さらに「超合金」という耳新しい単語を掲げて売り出された玩具。今で言うメディアミックス戦略と、漫画家、永井豪さんが手がけた子供にはちょっと怖くも見える、その迫力と強靱そうなデザイン。それらは、当時の幼年からティーン世代まで含んだ男子たちに大人気を博しました。
そんな人気を受けて「うちでもスーパーロボットアニメを」と、当時の東北新社の要望で、後のサンライズ(現バンダイナムコフィルムワークス)が実制作を請け負ったのが『勇者ライディーン』でした。
この『ライディーン』は、画面と同じように玩具も変形するというギミックを持った「変形ロボット」として人気を得、当時としては記録的な玩具の売り上げを成し遂げます。
さて、一見、同じように感じられる「スーパーロボット」ですが、マジンガーZとライディーンは、デザインだけでなく、実はその「色」にも決定的な違いがあります。
それが、マジンガーが黒、グレー、赤という「強さと迫力」を全面に押し出した色であることに対し、ライディーンは、青、赤、白に水色と黄色という、トリコロールカラー、つまりフランス国旗のような、華やかな色だったということです。
そういう意味では、見た目の色はマジンガーのほうが「強そう」ですよね。では、なんでライディーンはこんな色になったのでしょうか。



