『パルワールド』のキャラデザインは本当に「パクり」? 検証して見えた「うまい方法」
似ているのは見た目だけじゃない! アイデアを真似たパルや、逆に似ていないパルについて

「ンダコアラ」というパルは、見た目こそあまりポケモンに近くありません。しかし、このパロディは本当によくできています。
そもそも、コアラがモチーフの「ネッコアラ」というポケモンがいます。これは寝ているコアラの性質を表現したポケモンで、それをダジャレ的に文字ったネーミングになっています。
そして、ンダコアラは、相手を威嚇するセリフ「んだこらァ」と「コアラ」をかけ合わせたネーミングになっています。名前とほかの事象を組み合わせるという意味ではネッコアラと同じですが、ルックスはまったく異なり、「見た目はあまりポケモンっぽくないけど、アイデアはポケモンっぽい」という不思議な状況を作り出しています。

「クルリス」もよくできたパルです。パッと見はかなりポケモンに近いと感じるものの、具体的に何に似ているか考えるとあまり例が思い浮かばないからです。
くさタイプのポケモン「リーフィア」は色が似ているものの、目つきや体型がかなり違います。どちらかといえばシルエットは「パチリス」で、ほかにも違うキャラクターのエッセンスが詰め込まれています。
ポケモンに似ていると思えるパルのデザインは、「単に特定のポケモンに寄せるのではなく、エッセンスを抽出して再構成している」と考えられます。限りなくポケモンに近いし、部分的にはかなり似ているところもある。けれども、明らかにポケモンのデザインを盗用したわけでもない落とし所を用意しているのでしょう。
なお、今回はポケモンに近いパルを見ていきましたが、逆にまったく似ていないこともあります。たとえば「メルパカ」はアルパカをモチーフとしたパルですが、ポケモンにはアルパカに近い存在は今のところ登場していません。

「マスクロウ」というパルはペストマスクを被ったかのような鳥で、これもオリジナリティがあります。明らかに怖そうな雰囲気をかもし出しているので、ポケモンではやりづらいタイプのデザインかもしれません。
たしかに『パルワールド』に出てくるパルたちは、ポケモンに似ていることがあります。しかし単純に真似したわけではなく、いろいろな意味で“うまく”パロディとして処理していることが伺えます。
(すすだま)








