『ドラクエ』経験値&アイテムごっそり~ “禁断の裏技”に笑いが止まらない!
ファミコン、スーパーファミコン時代の「ドラゴンクエスト」シリーズには、さまざまな裏技がありました。そのなかでも、経験値やアイテムがザクザク手に入るものを振り返ります。
2周め以降は裏技で遊びまくった思い出!

昨今のゲームにはない、レトロゲームならではの楽しみといえば、仕様やバグを逆手にとった「裏技」ではないでしょうか。特に、ファミコンやスーパーファミコンの時代には、友達に聞いて知り、大ハマリしたという思い出があるでしょう。ビッグタイトルである「ドラゴンクエスト」シリーズも例に漏れず、さまざまな裏技がありました。そのなかでも、経験値やアイテムがザクザク手に入るものを振り返ります。
まず、ファミコン用ソフト『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の「ランシールバグ」とも呼ばれる「アイテム増殖」の裏技です。まず、増殖させたいアイテムを仲間に持たせ、「ルイーダの酒場」に預けます。そして「ランシール」にある「ちきゅうのへそ」に向かう際、仲間と離れたあとに町に戻るとバグ状態になります。その状態で酒場の仲間を呼び出してアイテムを受け取り、戦闘を行うと、仲間は酒場に戻っており、アイテムも持った状態になります。
このバグではアイテム増殖以外にもさまざまな遊び方があるのですが、セーブデータ異常が出ることもあり、リスクが高い問題もありました。後期に出荷されたROMでは改修されています。しかし、改修版でも同様の裏技が発見されています。
続いて、ファミコン用ソフト『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』の「838861」です。この6ケタの数字を、子供の時から、いままでずっと覚えている、という人も少なくないはずです。第5章でカジノのコインの価格は1枚20Gです。ところが、「838861」枚とすると、価格がたったの4Gになるという裏技です。
第5章の序盤にして、「ほしふるうでわ」や「はぐれメタルのたて」といった強力なアイテムが手に入ってしまいます。しかも、ゲームバランスの問題を除けば、これといったリスクがないのもうれしいところです。
最後に、スーパーファミコン用ソフト『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』で、運の要素が強く、発生条件も含め難易度は高いものの、莫大な経験値が手に入る裏技です。プレイヤーの間で「はぐれメタル毒針ハメ」などと呼ばれています。事前に準備するのは、「どくばり」と「デーモンスピア」を装備できる仲間3人です。
「はぐれメタル」2匹以上の群れ(メタルスライムとの群れが望ましい)に遭遇したら、裏技を実行するチャンスです。「パルプンテ」で、敵の群れがマヒしたら成功の可能性があります。主人公は馬車に移し、前述の装備が可能なメンバーにチェンジします。事前に装備していたとしても、改めてどくばりやデーモンスピアを装備し直し、はぐれメタルを攻撃。毎ターン装備し直し、倒せたら次の段階に進めます。
その後、さくせんを「じゅもんつかうな」にし、Aボタンを押しっぱなしにします。するとバグで画面に乱れが生じ、いないはずのはぐれメタルをシステム上限の256匹に達するまで、延々と倒し続ける状態になります。結果、「はぐれメタル×256」の経験値が手に入るのです。成功すれば250万以上の経験値が一気に入るという、難易度の高さに見合った体験ができる裏技です。
(マグミクス編集部)