『ドラクエ』消えてしまった呪文に「悲しい…」「戦略を考えるのが楽しかった」
マグミクスが「『ドラクエ』“消えた”呪文に『マジで!?』『効果忘れた』」と題した記事を配信したところ、大きな反響がありました。ファンからは「消えた悲しかった呪文」として「ヒャダイン」などの思い出が語られました。
HD-2D版『ドラクエ3』でも大活躍した呪文なのに!

マグミクスは「『ドラクエ』“消えた”呪文に『マジで!?』『効果忘れた』」と題して、「ドラゴンクエスト」シリーズの後発ナンバリングタイトルで登場しなくなってしまった呪文を紹介する記事を配信しました。読者から大きな反響があり、記事で取り上げた「パルプンテ」や「フローミ」、「マホステ」と「マホキテ」のほか、「消えて悲しかった呪文」についてのコメントが寄せられています。
なかでも目立ったのが「ヒャダイン」です。『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』で初登場し、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』を最後に消えてしまいました。2タイトルでしか登場していないにもかかわらず人気が高く、HD-2D版『ドラクエ3』でも活用したというプレイヤーが多いようです。
ファミコン版『ドラクエ3』では、「ヒャド」系の最上位呪文である「マヒャド」と習得タイミングが逆になってしまうという仕様のミスがありました。ファミコン版『ドラクエ3』においては、マヒャドが敵1グループにダメージを与えるのに対し、ヒャダインは全体攻撃でき、立ち位置的には氷系の「イオラ」です。HD-2D版『ドラクエ3』ではマヒャドが全体攻撃となり、ヒャダインは純粋にヒャド系の中位呪文という位置づけになりました。
コメント欄では「敵のフォーメーションが複雑なときに、全体にそこそこのダメージを与えられて、万能だった」「消費MPはイオラと同じなのにダメージが10ポイントくらい上回り、火の呪文が効かない相手に効果的だった」「元祖『ドラクエ3』で習得順が間違っていなければ、ドラクエを代表する呪文として残っていたかもしれないのに……」など、ヒャダインに対する思いが語られています。
また、使いどころが限られる「マホステ」や「マホキテ」については、「どうやって使うか、作戦を練るのが楽しかった」「戦略の幅が広がって、『戦闘をしてる感』が強まる存在」というコメントがありました。『ドラクエ4』の勇者のみが使えるマホステは、味方ひとりに対し、いっさいの呪文を無効にするバリアを張る効果がある呪文です。意外な使い道として、「マホカンタで跳ね返った呪文を消すこともできる。敵の一部がマホカンタを使っている状態でも、気兼ねなくギガデインが使える」という例が挙げられました。
同様の戦略で戦っていた、という人からは「いろいろ考えた結果、その使い方をしていた。あれこれ考えて楽しんだ」と、用途は限定的であっても、活用方法を考える楽しさがあったと語られています。
HD-2D版『ドラクエ3』では、「まもの使い」の「まものよび」が強力過ぎることが、たびたび話題にのぼりました。ザコ戦でもボス戦でも、まものよびで全て片付けられてしまうと、いつしか「作業」をしている感覚になりがちです。限られた種類の呪文をどのように使うか、残りのMPと相談しつつ、手強い敵を倒していったファミコン時代が懐かしく感じられる理由のひとつが「消えてしまった呪文」にありそうです。
HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』:
(C)ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX (C)SUGIYAMA KOBO (P)SUGIYAMA KOBO
(マグミクス編集部)