『ドラクエ3』のラスボス撃破後…　大人になった今「キツい」「ルビス様にイラッ」

大人になり、アリアハンで息子を待つ母の気持ちが分かるように

　マグミクスでは「『ドラクエ』ハッピーエンドとは言えない…“主人公たちの末路”があまりに切ない」と題して、「ドラゴンクエスト」のエンディング後の主人公たちについて振り返る記事を配信しました。

　記事では、『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』で「大魔王ゾーマ」を倒すと「上の世界」への穴が閉ざされて生家に戻れなくなること、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』で勇者が帰る故郷が滅ぼされていること、スピンオフ作品にて『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』の「ローレシアの王子」が人びとから恐れられる存在になったことを紹介しました。

　記事には大きな反響があり、『ドラゴンクエストVI 幻の大地』で主人公の「実妹であるターニア」と「バーバラ」との別れについてなど、読者が「切ない」と感じたエンディングが語られました。

　特に深く語られたのは、『ドラクエ3』の「アリアハン」で待つ母についてです。子供の頃、ファミコン版をプレイしたときは「家に帰れないということがさびしかった」と感じたという読者は、大人になってHD-2D版をプレイし、勇者の母親の気持ちが分かるようになったといいます。「実は生き延びていた夫も結局は帰らぬ人となり、愛する我が子は世界平和と引き換えに生き別れ、でもずっと帰りを待っていたんだろうな、と思うと一番キツイなぁって思った」と想いをつづっています。

　同様のコメントはほかにもありました。「母親から離れいずれ一本立ちしなければならない。そして母親とはいずれ永遠の別れが来る。つらさを乗り越えて新しい家庭や生活空間を作って生きて行こう、というメッセージにも取れました」。「リメイク版だとバラモスを倒したあとのパーティーに勇者の母親と祖父も呼ばれていて、ゾーマの存在を知っているんですよね。そして再び旅に出る勇者……彼は帰ってこないけど、街の外にモンスターがいなくなったことで、我が子がゾーマを倒したと知ることでしょう。切ないなぁ」など、多くの「勇者」たちからの声が寄せられました。

　ゾーマ撃破後は「ルイーダの酒場」に勇者を預けてプレイできるようになることから、「仲間4人だけでゾーマを倒しに行ったら、最後の最後で精霊ルビスに勇者を呼び出されてイラッとした」と「アリアハンに帰れない」ことに抵抗しようとしたプレイヤーの嘆きの声も見られました。

HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』：
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