「『ドラクエ』勇者一行は魔王が変身中に剣を投げないんですか? 世界の滅亡がかかってるんですよ」確かに…な質問への回答は?「日本の文化の不思議」「そもそも刺さらない」
大手質問サイトに「ドラクエ」に関するこんな質問が投稿されました。「『ドラクエ』勇者一行は魔王が変身中に、のど元を目がけて剣を投げないんですか? 世界の滅亡か、生存かがかかってるんですよ」なるほど……では回答は?
ボスの変身中、勇者一行は眺めているだけなのはおかしい?

「『ドラクエ』勇者一行は魔王が変身中に、のど元を目がけて剣を投げないんですか? 世界の滅亡か、生存かがかかってるんですよ」
大手質問サイトに「ドラゴンクエスト」シリーズについての疑問が投稿され、さまざまな回答が寄せられています。「ボス敵が変身する」という状況は、初代『ドラゴンクエスト』からありました。人間に近い姿をしていた「りゅうおう」でしたが、打ち破ると、竜である正体を現します。
また、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』では、戦いが進むにつれ「デスピサロ」が不気味な変形をしていくさまが、子供心にトラウマとして残っている、というプレイヤーもいそうです。
変身、変化の最中、勇者たちはただ黙ってそれを見ていないで、手に持っている剣を投げてダメージを与えないのか、というのが質問者の問いです。確かに、ゲーム上では見ていることしかできませんが、リアルな戦闘シーンだとしたら、変身している最中こそ隙がありそうです。
「敵の変身を味方側が呆然と見ている」という状況は、「ドラクエ」に限らず、ゲームやアニメ、マンガなどでもよく目にします。回答者のひとりは「日本の文化の不思議。相手が変身中、名乗りポーズ中、合体中は心静かに待つのが礼儀(!?)です」と答えつつも、フォローとして東映の「宇宙刑事シリーズ」の変身シーンの解説を例として挙げ「おそらくそれらは『劇中時間外の描写』(スローモーション)であり、実際には妨害の余地なく瞬時に行われています」と説明しています。なるほど、納得のいく回答ではあります。
ほかには「剣を投げたところで当たらない」という回答もありました。『鬼滅の刃』で、主人公「竈門炭治郎」が投げた刀が、鬼に突き刺さるシーンが描かれました。マグミクスが現代に生きる「忍者」のひとりに、炭治郎の攻撃が現実に可能なのかどうか取材したところ、「うまく投げないとまっすぐ飛ばず、刺さらない」「主要な武器を自分の手から離すのはリスクが高い」というコメントを得ました。
剣を投げる行為はどうやら無意味に終わりそうですが、こんな回答もありました。「変身中はチャンスなんだから回復や補助呪文をかけてほしい」。一瞬で変身されてしまうのであれば、チャンスはわずかなのかもしれませんが、こちら側にも体制を整える時間が欲しい……と思ってしまいます。
(マグミクス編集部)