『ドラクエ』すげー呪文覚えた!→ズコーッ 使いどころに悩むMP消費量
「ドラゴンクエスト」シリーズで、最上級の呪文を習得し、初めて戦闘でさく裂させるときの爽快感は最高です。ところが、最上級クラスの呪文や、特別な威力を持つ呪文のなかには「いつ使ったらいいんだ……」と頭を悩ませてしまうものがあります。
いったいいつ使うべきなのか?

「ドラゴンクエスト」シリーズの呪文は、「ギラ」→「ベギラマ」→「ベギラゴン」といったように、名前の語感も良く、威力が増していきます。最上級の呪文を習得し、初めて戦闘でさく裂させるときの爽快感は最高です。
ところが、最上級クラスの呪文や、特別な威力を持つ呪文のなかには「いつ使ったらいいんだ……」と頭を悩ませてしまうものがあります。
『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』で初登場した「ベホマズン」がそのひとつです。「ホイミ」系の最上級呪文で、「ベホマラー」の上位に位置します。仲間全員のHPを全回復できるので、全員が瀕死の状態でも、戦況を大きく変えられるでしょう。
しかし、『ドラクエ3』でのベホマズンの消費MPは62と、非常に高い数値に設定されています。使えるのは、元々最大MPが高くはない「勇者」のみ。ピンチのときには有用ですが、ボス戦でそうそう何度も繰り出せないのが難しいところです。
現実的には、「僧侶」や「賢者」が覚える「ベホマラー」と、「けんじゃのいし」を併用して全体回復するシーンが多そうです。
続いて、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』で初登場した「ミナデイン」です。「デイン」系の最上級呪文で、勇者のみが使えます。「ギガデイン」の上位、かつ、勇者のほかにMPを持つ仲間3人全員の力を合わせて唱えるという、いかにも強力そうな呪文ですが、「覚えたあと1回使ってみたことがある」程度であるプレイヤーが多そうです。
『ドラクエ4』では、「会心の一撃」を連発する「アリーナ」が主力メンバーとして人気です。ミナデインを使う際には、MPのないアリーナは馬車に下げなくてはなりません。結果として与えるダメージ量を見ると、ほかのメンバーがそれぞれ攻撃し、「アリーナのキラーピアスでの2回攻撃、会心の一撃のほうが強いのでは?」と思わされてしまうのです。
『ドラゴンクエストVI 幻の大地』で初登場した「マダンテ」も、ミナデイン同様に使用MPとその効果が釣り合っているかどうか、悩ましい呪文です。「バーバラ」がイベントで習得するほか、仲間モンスターの「はぐれメタル」、隠し職業の「はぐれメタル」に転職することで覚えられます。
効果は、唱えるもののMP全てを消費し、その3倍のダメージを与えることができます。MPの伸びが良いバーバラは高ダメージを与えることができるでしょうが、その後MPが0になってしまうことを考えると、いつ使うべきなのか、判断に迷います。結局、通常の呪文攻撃のほうが……となりがちな、少し切ない「究極呪文」です。
HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』:
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(マグミクス編集部)