マグミクス | manga * anime * game

『トミカ絆合体 アースグランナー』日曜朝の「激戦区」に参戦。変形合体は大人も評価?

『妖怪ウォッチ』のスタジオと監督が制作

『トミカ絆合体 アースグランナー』主人公の駆動ライガ(左)と駆動クウガ(右)
『トミカ絆合体 アースグランナー』主人公の駆動ライガ(左)と駆動クウガ(右)

 2017年放送の『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察』や、後番組『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』でも人気だった変形合体ロボットものの路線を引き継ぎながら、変身ヒーローものの要素も追加されています。

 ライガとクウガは、赤いスーツ姿のヒーロー・グランナーRと、青いスーツ姿のグランナーKに変身すると、小型ビークル(自動車サイズ)のコアグランナーレオとコアグランナーイーグルに乗って出動。銃や剣に変形するハンドルで自ら戦うこともあります。

 また、ライガとクウガが搭乗するメカの、少し凝った変形合体システムも本作の魅力のひとつで、子供や玩具好きな大人の心をくすぐるポイントです。ふたりの乗ったコアグランナーは、それぞれガオグランナーレオとガオグランナーイーグルに合体。さらに、ガオグランナーレオとガオグランナーイーグルは、それぞれガオグランナーチータと変形合体することで、巨大ロボットのアースグランナーとなります。

 タカラトミー原作の作品だけに、玩具でも合体や変形をばっちり再現。アースグランナー状態での可動範囲も広く、大人の玩具ファンからも高い評価を集めています。

 同作の制作スタジオが「オー・エル・エム TEAM INOUE」、監督がウシロシンジ氏という組み合わせは、2014年に大ブームを起こした『妖怪ウォッチ』と同じ。タカラトミーと同様に、キッズアニメの勘どころを知る制作陣が、この先にどのような仕掛けを用意しているのか、期待は高まります。

 筆者の注目は、世界的なレーサーでアースグランナーの一員でもありながら、ガオグランナーとの「キズナ」が足りず、グランナーになれなかったマッハゴウ(CV:福山潤)と、アースグランナーのオペレーターを務めている熊猫リン(CV:陶山恵実里)の行方不明の兄。今後、このふたりのドラマも描かれていくとしたら、明るく楽しい物語に深みや重みも加わるはずです。ますます要素が盛りだくさんの作品として、日曜朝の勢力図にさらに大きな変化を生むかもしれません。

(丸本大輔)

※『トミカ絆合体 アースグランナー』は、毎週日曜日9:30よりテレビ大阪・テレビ東京系列全国6局ネットで放送中。Amazon Prime Videoなど各配信サービスで配信されるほか、6月7日(日)10時までの期間限定で、YouTubeタカラトミー公式チャンネルで第1話から最新話まで無料公開されています。

(C) TOMY/アースグランナー・テレビ大阪

●【トミカ絆合体 アースグランナー アニメ】1話『発進! アースグランナーレオチータ!』

【画像】『アースグランナー』の複雑な合体変形、玩具でもばっちり再現(9枚)

画像ギャラリー

1 2