『ドラクエ』公式ガイドブックで見て欲しくなった! 造形が“謎すぎ”な武器
「ドラゴンクエスト」シリーズ公式の攻略本『公式ガイドブック』は、攻略情報だけでなく、装備やアイテム類のイラストも、眺めているだけで楽しいものでした。見た目のインパクトが大きかった武器を振り返ります。
公式ガイドブックで絵を見た時から謎でした…

「ドラゴンクエスト」シリーズ公式の攻略本『公式ガイドブック』は、攻略情報だけでなく、装備やアイテム類のイラストも、眺めているだけで楽しいものでした。
ゲーム中では攻撃力だけを見て、購入するかどうか検討するでしょうが、『公式ガイドブック』で見たイラストが気になって、あえて手に入れてみた、ということもあるでしょう。『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の「おおばさみ」が、「見た目が気になる装備」の筆頭ではないでしょうか。
ファミコン版では「戦士」専用の武器だったおおばさみは、『公式ガイドブック』ではたくましい男性の腕に「ハサミ」がはめられているという、インパクト大のイラストが掲載されていました。最初に購入できるのは「アッサラーム」にあるぼったくりの店です。少し進んで「イシス」でも購入できますが、ぼったくられても欲しくなる魅力がありました。
ネタ武器かと思いきや、意外と性能は良く、戦士のメイン武器として長く使える逸品でした。HD-2D版のリメイクでは、「はさみのように敵をとらえて攻撃する大剣」と説明がされており、「剣」に分類されるようです。残念ながら、戦士のほかにも前衛を任せられる職業や、優秀な武器が増えたため、おおばさみの存在感は薄れてしまいました。
ほかに、見た目が特徴的な剣として挙げられるのは、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』で初登場した「まどろみのけん」です。『公式ガイドブック』のイラストでは、新体操のリボンのようにクルクルと刀剣が巻かれたようなビジュアルが印象的です。
指を目の前で回して眠らせる……というギャグ表現から、攻撃時や道具として使うと敵を眠らせる効果を表しているのでしょうか。どうやって鞘(さや)に収めるのかが謎な武器でもあります。
NPCキャラの「パノン」がまどろみのけんを装備しており、勇者、「ライアン」と3人で装備すれば、ボス戦でも相手を眠らせて有利に戦闘を進めることができました。風変わりな見た目の反面、活用次第で輝く武器です。
最後に、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』にのみ登場した「スネークソード」です。その名の通り、ヘビのようにうねった刀身の剣で、「パパスのつるぎ」を上回る攻撃力を持ちます。とはいっても、その差はたった2ポイントで、特に特殊効果はありません。パパスのつるぎも特殊効果はありませんが、こちらは父の形見の品ということもあり、長く愛用したプレイヤーも多いでしょう。
見た目のインパクトはあるものの、ゲーム中ではなんとも微妙な立ち位置の武器であり、「あえて買う必要がない」といわれてしまう不遇な存在です。『ドラクエ5』にしか登場していないため、「公式ガイドブックでしか見たことがない」という人も多そうです。
HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』:
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(マグミクス編集部)