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読者「主人公、終わった…?」「絶望感やば」ルフィが勝てなかった『ワンピ』の強敵

『ONE PIECE(ワンピース)』の主人公「モンキー・D・ルフィ」は、現在では「四皇」のひとりとして名を連ねるほどの実力者となりました。これまで戦ってきた数多くの強敵のなかには、ルフィが勝利を収められず敗北で終わった相手も存在します。

「上には上がいる」を思い知らされる負け戦も

画像は『ONE PIECE ワンピース 15thシーズン 魚人島編 piece.1』DVD(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄?郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
画像は『ONE PIECE ワンピース 15thシーズン 魚人島編 piece.1』DVD(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄?郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

「エルバフ編」の新展開で盛り上がるマンガ『ONE PIECE(ワンピース)』(作:尾田栄一郎)の主人公「モンキー・D・ルフィ」は、華々しい戦績を誇る一方で、圧倒的な実力差に苦しみ、敗北を喫したこともあります。現在は「四皇」として名を馳せていますが、過去には「もう助からないのでは?」と読者が絶望を感じるほど追い詰められた場面もありました。

 序盤でルフィたちの前に立ちはだかったのが、当時の海軍大将「クザン(青キジ)」です。コミックス34巻318話に初登場したクザンは、「ヒエヒエの実」の能力で相手を氷漬けにしたり、氷の武器を作ったりと未知数の技を駆使し、「ロロノア・ゾロ」や「サンジ」といった主戦力すら歯が立たない強さを見せました。

 ルフィは一騎打ちを挑みますが攻撃が通じず、あっという間に全身を凍らされてしまい、衝撃を加えると砕け散る危険な状態に陥ります。

 最終的にクザンの判断で見逃されたことで命は助かりましたが、「これまでの敵とは格が違う」「ルフィたちが強くなったと思っていたのに、さらに上の世界を見せつけられた」など、当時の読者に大きなインパクトを残しました。

 歯が立たなかった相手といえば、王下七武海のひとり「バーソロミュー・くま」をあげる人も多いでしょう。くまは、コミックス50巻483話で麦わらの一味の前に現れます。このときルフィは気絶していましたが、くまは「ニキュニキュの実」の能力で空気を圧縮や爆発をさせたり、ルフィの体内に蓄積されたダメージを弾き出して実体化させたりと、得体の知れない技で存在感を示しました。

 その後「シャボンディ諸島」で再登場したくまは、海軍側の勢力との戦いで満身創痍の「麦わらの一味」を、ひとりまたひとりとその場から消していきます。ルフィは何もできないまま目の前で仲間が次々と消える状況に絶望し、最終的には自身もその場から消されてしまいました。

 無力さに打ちひしがれるルフィの表情も相まって、「本気で一味崩壊かと思った」と、読者から不安の声があがったシーンです。くまは一味を窮地から救っていたことが後に明らかになりますが、当時のルフィの実力では到底太刀打ちできなかったことを示す出来事といえるでしょう。

 そしてルフィを命の危機に追い込んだのが、55巻534話で対峙した海底監獄「インペルダウン」の当時の監獄署長「マゼラン」でした。「ドクドクの実」の能力で身体から発生する毒を自在に操り、触れるだけで確実に死に至らしめるため、肉弾戦を基本とするルフィには分が悪い相手です。

 それでもルフィは捨て身で挑み、毒を浴びながら攻撃を続けましたが、全身をマゼランの毒で覆われて瀕死の状態に追い込まれます。その姿には「どうやって助かるのか想像つかなかった」などと、本気でルフィの安否を心配する声も多く出ていたようです。革命軍幹部「エンポリオ・イワンコフ」の治療で一命を取り留め、紆余曲折あり脱獄に成功したものの、マゼランを倒すには至っていません。

 現在のルフィは、「悪魔の実」の能力を「覚醒」させ、「ワノ国」編では最強生物とうたわれる四皇「カイドウ」を倒し、「エッグヘッド編」では海軍大将「黄猿」を追い詰めるなど、確かな成長を遂げています。過去に敗北した相手と再び相まみえる展開があれば、今のルフィなら違う結果があるかもしれません。

(LUIS FIELD)

【画像】あっぶねぇ… こちらがルフィを限界まで追い込んだ最強の敵です(5枚)

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