実写化の“悪女役”で強烈な爪痕を残した女優たち「最悪な人妻」「JK役でベッドシーンも」
主人公を追い詰める「悪女」役は、物語を盛り上げる重要な役どころだけに、実写化となるとそのキャスティングや演技に注目が集まります。感情の起伏が激しいなど難しい役柄が多いなか高い演技力で見事に演じ切り、大きな話題を呼んだ女優もいました。
強烈な悪役を演じて爪痕を残した女優達

ドロドロとした恋愛ドラマやシンデレラストーリーに欠かせないのが、主人公の前に立ちはだかる「悪女」の存在です。重要な役どころだけに実写化作品では女優たちの熱演がたびたび話題になるなか、「ハマり役」と評されるほど強烈な印象を残したケースもあります。マンガ原作の作品から、印象的な悪役を振り返りましょう。
●『わたしの幸せな結婚』斎森香耶(演:高石あかり)
2023年に公開された映画『わたしの幸せな結婚』(原作:顎木あくみ)は、家族から虐げられてきた「斎森美世(演:今田美桜)」が「冷酷無慈悲」と噂される「久堂清霞(演:目黒蓮)」との政略結婚をきっかけに、幸せをつかんでいくシンデレラストーリーです。本作では、2025年に放送されたNHKの朝ドラ『ばけばけ』でヒロインを演じた高石あかりさんが、美世を執拗にいじめる異母妹「斎森香耶」を演じました。
香耶は両親に甘やかされて育ち、幼い頃から使用人同然に扱われる美世を見てきたため、自分が美世にひどいことをしているという自覚がありません。作中では、美世が淹れたお茶を渋いという理由で顔に浴びせて入れ直しを命じたり、清霞の美貌に惹かれて美世から奪おうとしたりするなど、数々の嫌がらせを繰り返します。
そんな悪役を高石さんは冷たい眼差しや堂々とした演技で見事に体現し、観客から「出番は多くないのに、悪辣さでめちゃくちゃ印象に残る悪女ぶりだった」「香耶が本当に憎たらしくて、高石さんの演技力が爆発していた」といわれるほど強烈な印象を残しました。今となっては、『ばけばけ』ヒロインの高石さんが、その前の朝ドラ『あんぱん』ヒロインの今田さんをイジメているという、衝撃的シーンも見どころです。
●『クズの本懐』皆川茜(演:逢沢りな)
同時期にアニメも放送されたTVドラマ『クズの本懐』(原作:横槍メンゴ)は、高校生の「安楽岡花火(演:吉本実憂)」と「粟屋麦(演:桜田通)」が、それぞれの報われない片思いの寂しさを埋めるため、偽りの恋人関係を結ぶ物語です。2017年に放送され、モデルや女優として活躍する逢沢りなさんが、麦の片思い相手である「皆川茜」を演じました。
茜は清楚な見た目に反して性的モラルが乱れているうえに、他人が思いを寄せる男性を横から奪い、嫉妬心を煽るのが好きな生粋の悪女です。劇中では、花火が思いを寄せる教師「鐘井鳴海(演:水田航生)」を奪った挙句、わざと花火の前で告白させて「ずっとこれが見たかったの。あなたのその搾取される顔……」と優越感に浸っていました。
逢沢さんは、茜の魔性な一面を鋭い目力や表情の変化で再現したほか、大胆なベッドシーンにも挑戦しています。視聴者からは、「茜先生の性格の悪さがよく出ていて最高」「濡れ場がなかなかのエロさで、『炎神戦隊ゴーオンジャー』のゴーオンイエローを演じていたとは思えん」といった声があがっていました。
●『余命3ヶ月のサレ夫』高坂美月(演:桜井日奈子)
最近の作品では、2026年春に放送されたドラマ『余命3ヶ月のサレ夫』(原作:こる/SORAJIMA)で、主人公「高坂葵(演:白洲迅)」の妻「美月」を演じた桜井日奈子さんも印象的でした。余命宣告された葵が妻の不倫を知り、愛する息子の未来を守るため、妹や職場の仲間たちと協力しながら復讐に挑むリベンジサスペンスです。
美月は不倫に溺れるだけでなく、不倫相手と共謀して葵の遺産を総取りしようします。作中では、葵が死んだら保険金が入ると喜んで不倫相手と乾杯したり、葵が保険金の受取人を全額息子にすると、「子供の金は親のもんなの!私に変えてよ!」と衝撃の発言をしたりと、恐ろしい場面が相次ぎました。まさに悪女そのものの美月ですが、その一方で、母親から酷い扱いを受けて育ち、不倫相手だけを心の支えにして生きてきたという過去も抱えています。
こ清楚な顔の裏にどす黒い欲望やつらい過去を持つ悪役ヒロインを熱演した桜井さんには、視聴者から「清純派のイメージを完全にぶち壊した演技、鳥肌ものだった」「これから悪役がどんどん来るんじゃないの?ってぐらいハマっている」と、新たな一面も高く評価されています。
※高石あかりさんの「高」は「はしごだか」
(LUIS FIELD)

