26年夏、注目集める「マンガ実写化ドラマ」 28年前のスタッフも再集結?
間もなく放送が始まる夏ドラマでは多くの実写化作品がそろい、懐かしの作品や大人気漫画家の作品など、放送前から注目を浴びているものもあります。どのような作品が期待を集めているのでしょうか。
伝説の学園ドラマが復活 当時のスタッフ・俳優も集結

2026年6月も後半に差し掛かり、夏ドラマの放送が間近に迫ってきました。今季は平成に社会現象を巻き起こしたドラマの復活や、大人気漫画家が手がけるタワマンママ友バトルなど、放送前から話題になっている実写化作品がそろっています。
まず、28年ぶりに連続ドラマで復活する『GTO』(作:藤沢とおる)は、型破りな元暴走族の教師「鬼塚英吉」が生徒や学校の問題に真っ向からぶつかり、力技で解決していく物語です。1998年に全12話で放送されたドラマは、平均視聴率(世帯)関東地区で28.5%、最終回は35.7%(ビデオリサーチ調べ)を記録するなど社会現象を巻き起こしました。
2026年7月から放送される本作では、50代になった鬼塚が閉塞感漂う「私立誠進学園」に赴任し、教育現場の歪みや人との距離感など、現代社会の問題に真正面からぶつかっていきます。キャストやスタッフは、主演の反町隆史さんをはじめ、脚本に遊川和彦さん、演出に中島悟さんら98年版のメンバーが再集結するほか、工藤阿須加さんや高橋メアリージュンさんなどの実力派俳優もそろう豪華な布陣です。
一方で、旧作のファンからは「鬼塚が令和の世になびくような真似はしないでほしい」「今の価値観で観ても違和感なく楽しめるだろうか」と、現代の厳しいコンプライアンスや価値観のギャップを不安に思う人も少なくありません。鬼塚が令和の時代にどのような復活を果たすのか、注目です。
※『GTO』は、7月20日(月)22時よりカンテレ・フジテレビ系にて放送開始予定です。
リアルな「図書館の内側」で、元ヤンキーが成長していく
また、アニメ化も決まっているTVドラマ『税金で買った本』(原作:ずいの/漫画:系山冏)も見逃せません。本作は、ヤンキーの高校生「石平紀一」が10年前に図書館で借りた本の返却をきっかけに図書館でアルバイトを始め、人や本との出会いを通じて成長していく物語です。
原作は、日常では知りえないリアルな図書館の裏側や主人公の成長が人気の作品で、単行本累計部数は165万部を突破しており、「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」では第8位にランクインしました。
石平を演じるのは、2020年に公開された映画『MOTHER マザー』の周平役で注目を集め、2023年には第15回TAMA映画賞で最優秀新進男優賞を受賞した奥平大兼さんです。NHKの夜ドラは『作りたい女と食べたい女』や『ひらやすみ』など、評価が高い作品が多いため「原作が好きなので、丁寧につくっていただける夜ドラはとても楽しみ」「夜ドラは質の高いドラマが多いから、興味深いドラマになりそう」と、期待の声があがっています。
※『税金で買った本』は、2026年夏よりNHKの夜ドラで放送開始予定です。
タワマン最上階のセレブママと泥沼バトル?
ほかにも、タワーマンションに引っ越してきた「月島明日海」が因縁のある「真宮孔美子」と再会したことで、不倫や裏切りなどママ友同士の泥沼なバトルに巻き込まれていく『おちたらおわり』も、注目作のひとつです。
原作は『ライフ』や『リミット』などの代表作を持つすえのぶけいこ先生のマンガで、狂気じみた強烈なキャラクターや予想の斜め上をいくストーリーが人気の作品です。脚本は、「大奥」シリーズや『ラスト・フレンズ』などを手がけた浅野妙子さんが担当し、本作のスリリングな物語をどのように描くのか注目が集まります。
キャストも、明日海役に『明日、私は誰かのカノジョ』や『できても、できなくても』などで、アナウンサー出身とは思えない高い演技力が評価される宇垣美里さんが、孔美子役を『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』や『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』で強烈な存在感を放った篠田麻里子さんが担い、緊張感のあるママ友バトルが期待されます。
※『おちたらおわり』は、7月1日(水)24時24分より中京テレビ・日本テレビ系全国ネット「水曜プラチナイト」枠にて放送開始予定です。
(LUIS FIELD)

