【漫画】「ハンカチ持った?」キツネの神様がサラリーマンをかわいがる不思議生活に15万いいね!
32歳のサラリーマン、コタローは、子供の頃一緒に暮らしていた「かみさまキツネ」と再会しました。彼らは何百年もの時を生きている人外で、コタローをとてもかわいがっていて……。ヤシンさんがX(旧:Twitter)で連載中のマンガ『かみさまキツネとサラリーマン』が「かわいい」と話題です。
サラリーマンを子供のようにかわいがるキツネたち

コタローが子供の頃、一緒に暮らしていた「かみさまキツネ」たち。彼らは何百年もの時を生きている人外で、コタローをとてもかわいがっていました。大人になり、32歳のサラリーマンになったコタローはキツネたちと再会し、再び一緒に暮らすことになります。キツネたちはかつてと変わらず、コタローを子供のようにかわいがっていて……。
ヤシンさん(@Y_ashi_n)の創作マンガ『かみさまキツネとサラリーマン』がX(旧:Twitter)で連載中です。2025年4月に公開された過去作のまとめには、読者から「関係が尊い」「泣ける」「変わっても続く友情が素敵」「仲良しでいいなあ」「キツネがそれぞれ個性あってかわいい」「かわいさと愛情があふれ、心が温かくなった」などの声があがり、投稿には15万いいねの反響が集まっています。
ヤシンさんは漫画家として活動しており、『この探偵、犬かもしれない』全2巻(ワニブックス)、『うちのキャバリアは番犬にならない』(KADOKAWA)が発売中です。また、そのほかにもコミック掲載サイト「COMICポルタ」にて、『愛されて育ったでかい獣人の話』(イースト・プレス)を連載中です。
作者のヤシンさんに、お話を聞きました。

ーー『かみさまキツネとサラリーマン』は、かみさまとして長年生きているキツネとサラリーマンが同居するという不思議なお話ですが、お話が生まれたきっかけを教えて下さい。
1枚の落書きがきっかけです。この落書きの時点では明確なストーリーなどはなかったのですが、ここからキャラの関係性についていろいろと妄想を膨らませ、「小さい頃に遊び相手になってくれたかわいらしい姿の人外が、大人になっても子供のときと変わらず接してくれる」というシチュエーションのマンガを描くに至りました。
ーー32歳のサラリーマンに対していつまでも子供のように接するキツネたちがかわいらしいですね。両者のやりとりを描くうえで工夫なさっていること、心がけていることなどを教えて下さい。
とにかくキツネたちをかわいく描くことです。顔つきが単純なぶん、少しバランスが崩れると違和感のある顔になってしまいがちなので……。主人公のサラリーマンも、キツネたちを引き立てる要素ではなく、ひとりのキャラとしてちゃんと感情移入できるよう、表情や手の動きなどを気をつけて描いています。
また、セリフをキャラクターらしくしながら、マンガとして読みやすい文字数に抑えることも工夫しています。

ーーX(旧:Twitter)で公開された過去作のまとめにはたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「自分のおじいちゃんやおばあちゃんを思い出した」というコメントが特に多く、印象に残っています。キツネたちが主人公をいつまでも子供のようにかわいがる行動については、自身の祖父母や、昔からお世話になっている身近なご年配の方々を意識して描写したので、懐かしさや愛おしさを多くの方に共感いただけてうれしくなりました。
ーー単行本『かみさまキツネとサラリーマン』が2025年6月11日に発売予定です。収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか?
これまで掲載した内容に加え、キツネたちの昔話や再会のエピソードも描き下ろしで収録しております。かわいらしくも少しシビアな「かみさまキツネ」たちの世界を、ほっこり癒やされたり、考察したりしながら、さまざまな角度で楽しんでいただければうれしいです!
●ヤシンさん 過去のインタビュー
(マグミクス編集部)