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なぜ「ちいかわ」グッズに大人が殺到するのか? 転売横行・購入制限でも止まらない熱狂

マクドナルドのハッピーセットやGUの「ちいかわ」コラボ商品が、定価の3倍で転売される異常事態が発生。なぜ「小さくてかわいい」キャラクターがここまで大人を熱狂させるのでしょうか。

「ちいかわ」コラボグッズに大人ファン&転売ヤー殺到

キャラクターはなんか小さくてかわいいのに、意外とシビアな世界観。画像はアニメ『ちいかわ』メインビジュアル (C)ナガノ/ちいかわ製作委員会
キャラクターはなんか小さくてかわいいのに、意外とシビアな世界観。画像はアニメ『ちいかわ』メインビジュアル (C)ナガノ/ちいかわ製作委員会

「ちいかわ」グッズの購入殺到が異常なレベルに達しています。マクドナルドのハッピーセットコラボは2025年5月16日の第1弾、5月23日の第2弾ともに売り切れが続出し、同じく5月23日発売のGUコラボ商品も3倍の価格で転売される事態となりました。

●「ちいかわ」グッズの異様な盛り上がり

 今回の「ちいかわ」フィーバーを具体的に見てみましょう。2025年5月16日に発売されたマクドナルドのハッピーセット「ちいかわ」第1弾は、わずか2日後の18日には早期販売終了を発表。この事態を受けてマクドナルドは22日、第2弾について「おひとりさま4セットまで」の購入制限を設けることを発表し、「転売または再販売、その他営利を目的としたご購入はお控えください」と異例の呼びかけを行いました。

 それでもハッピーセット第2弾は、23日の発売当日に多くの店舗で売り切れとなり、フリマアプリで転売が横行しました。

 さらに同日5月23日には、GU、青雲のコラボ商品のほか、公式オンラインストア「ちいかわマーケット」で新商品が発売。GUは転売への注意喚起に、購入制限も設けていたにもかかわらず、フリマアプリには元価格の3倍で出品が並ぶ事態に。

 各企業が転売対策や購入制限を設けたにもかかわらず、転売を防ぐことはできませんでした。SNSでは「買えなかった」という嘆(なげ)きの声とともに、複数企業の同日発売として大きな話題となっています。

 では、なぜ「ちいかわ」がここまで大人を魅了し、異常な購買行動を引き起こすのでしょうか。その背景を分析してみましょう。

●「小さくてかわいい」だけじゃない:大人の心をつかむ「不安と癒し」の絶妙なバランス

「ちいかわ」は、イラストレーターのナガノさんが2020年にTwitterで連載を開始したマンガ作品で、主人公のちいかわとハチワレ、うさぎの3人を中心とした物語が展開されます。2022年4月からフジテレビ『めざましテレビ』内でアニメ化されました、

 小さくてかわいいキャラクターたちが繰り広げる日常は、一見ほのぼのとしていますが、実際には「こわいやつ」が登場したり、草むしり検定や討伐といった労働要素があったりと、現実世界と同様の厳しさも含んでいます。

 特に印象的なのは「草むしり検定」のエピソードです。一緒に受験したちいかわとハチワレのうち、ちいかわだけが不合格になってしまいます。合格したハチワレは素直に喜べず、不合格のちいかわは落ち込みながらも友人を祝福する。こうした複雑な感情は、大人の日常生活そのものです。

 現代社会を生きる大人たちは、仕事での成果格差、人間関係の悩み、将来への不安など、まさに「ちいかわ」が描く世界と重なる体験を日々しています。「不安」と「癒し」が絶妙にバランスされた世界観が、大人の心に深く刺さるのです。

【画像】ウワァ…第2弾もかわいい… コチラが“売切れ続出”のハッピーセット『ちいかわ』新おもちゃです!(画像:10枚)

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