『鬼滅の刃』胡蝶しのぶと冨岡義勇 冷たさと笑顔の裏に隠された「特別な絆」とは?
実は楽しんでいる? 義勇としのぶの絶妙な関係性

那田蜘蛛山での任務後、禰豆子が鬼であることに気づいたしのぶを義勇が止め、炭治郎と禰豆子を逃がすシーンがあります。この時のふたりの会話、「そんなだから、みんなに嫌われるんですよ」「俺は嫌われてない」というやりとりは、ファンの間でも特に印象的なものとなっています。
小柄なしのぶをヘッドロックしながら放った「嫌われていない」という義勇の言葉は、実は「他人とそこまで深く関わっていない」という意味だったのかもしれません。実際、義勇は柱たちとも距離を置いており、『鬼滅の刃公式ファンブック』によれば、他の柱との「打ち解け度数」は最低の30%とされています。
しかし興味深いことに、同じファンブックの「柱相関言行録」では、最年長の岩柱・悲鳴嶼行冥が「しのぶは冨岡と話すのが楽しそう」「冨岡は胡蝶と話すのが楽しいらしい」と語っているのです。外見上は相容れない関係に見えるふたりが、実は互いの会話を楽しんでいたという事実は驚きです。
また、マンガのおまけページには、義勇を「つんつん」と突くしのぶの姿も描かれています。これは単なるいたずらではなく、相手に対する特別な親しみを表現しているようにも見えるのではないでしょうか。
義勇としのぶは共通の傷を持ち、表面上は正反対の性格を見せながらも、どこか特別な関係性を感じさせる振る舞いを見せています。ふたりの間には、言葉では表現できない深い理解と絆があるのだと、思わずにはいられません。
※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記
(山田晃子)




