朝ドラ『ばけばけ』「1話から好感触」の一方、“ある演出”に「これは困る」の声殺到
2025年9月29日にスタートした朝ドラ『ばけばけ』が、初回から大きな反響を呼んでいます。作品への称賛の声が相次ぐ一方で、オープニング映像のある演出に戸惑う視聴者が続出。「デザイン的には良いのに」という複雑な意見も見られ、賛否が分かれています。
デザイン的には良い?

2025年9月29日、高石あかり主演のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』が放送を開始しました。小泉八雲の妻・小泉セツをモデルに、「怪談」を愛するヒロインが外国人の夫とともに、何気ない日常を歩んでいく、夫婦の物語が描かれます。
初回放送直後からSNSでは、「1話から好感触」『朝ドラは『あんぱん』で卒業しようと思ったけど、見入ってしまった」など称賛と期待の声が広がっています。
本作は島根で生まれ育ったヒロイン「松野トキ」が、つまずきながらも前向きに生きていく姿を描く作品で、世界を転々とした末に日本にたどり着いた外国人の英語教師との出会いが軸となります。武士の世から明治という激動の時代を舞台に、周囲と同じように器用に生きられない人や、急速な社会の変化についていけずに苦しむ人たちの姿が描かれることで、現代の視聴者にも通じる普遍的なテーマが感じられるようです。
一方で、賛否両論の声があがっているのが、オープニングです。本作のタイトルバックは、写真家の川島小鳥さんが撮影したトキとヘブンの静止画で構成されるという斬新な手法が採用されました。ポートレイト写真を次々とつないでいく演出は「斬新だった」と評価する声が多く、シンプルなフォーマットと固定レイアウトを好意的に受け止める視聴者も少なくありません。
しかし、一部視聴者から不満の声があがっているのが、クレジットの文字サイズです。静止画の逆サイドに配置されたスタッフやキャストのクレジットが、「小さすぎて見えない」という指摘が相次いでいるのです。
複数の視聴者が、TV画面のサイズに関わらず文字が読み取れないと報告しています。「そこそこ画面大きいのに」「可読できない」という声からは、一般的な家庭用テレビでも文字を判別することが困難な状況が伺えます。さらに、視力1.0の視聴者でも「気になります」というコメントもあり、デザイン上の文字サイズ設定に対する不満の声があがっています。
興味深いのは、この小さな文字を擁護する声も存在することです。デザインの観点から見ると、「あの小さな字が良い」という意見もあり、美的な完成度とのバランスが議論されています。指摘する人が多いことから、今後文字サイズが修正される可能性を予想して、「若干大きくなってしまいそう」と懸念する声も。
オープニングクレジットについて賛否両論があがっているものの、『ばけばけ』は初回から多くの視聴者の心を捉え、「毎日の楽しみになりそう」という期待の声が広がっています。
(マグミクス編集部)
